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メールでのご連絡は hiyama{at}chimaira{dot}org まで。

はじめてのメールはスパムと判定されることがあります。最初は、信頼されているドメインから差し障りのない文面を送っていただけると、スパムと判定されにくいと思います。

参照用 記事

告知:「技術者/プログラマのためのラムダ計算、論理、圏」セミナー

企画を公表したエントリー「『技術者/プログラマのためのラムダ計算、論理、圏』ならどう?」が随分と下に沈んでしまったので、告知は新しいエントリーとします。同じことを重複して記述していますがご容赦ください。

  • 日時:2009年1月24日(土曜日) 15:00 より
  • 時間:150分程度を予定 + 自由質疑応答の時間を適宜
  • 場所:(株)シンメトリック(安達ビジネスパークビル)3F
  • 最寄り駅:小田急線・代々木八幡駅、千代田線・代々木公園駅
  • 地図:Googleマップ
  • 定員:20人
  • 必要なもの:絵を描くためのスケッチブック/ノートなど + 2色以上の筆記用具

結果的に、「Erlang 30% + JavaScript 60% + 未知成分 10%」セミナーとほとんど同じ仕様です。あのときの経験やフィードバックにより、多少は手際よくできるといいのですが、、、

subjectに「参加します」とか「参加希望」とかの文字列を含めて、hiyama{at}chimaira{dot}org にメールするか、以下のURLから寄付をお願いします。檜山が目で見て手で返答するので、処理が遅くなることもあります。また、メールに対し個別にご返答はしないと思います。ご了承ください。とはいえ、遅れたり何人分かまとめることがあっても、確認のご連絡は必ずします。

上記ページでも注意していますが、ペイパルアカウントをお持ちで、連絡用メールアドレスをペイパルアカウントとは別にしたい方は、連絡用メールアドレスを寄付時に入力してください。

既にメール/コメント欄でご連絡をいただいた方も、たいへんお手数ですが、参加申し込み(今度は調査じゃありません)をお願いします。

内容に関すること、注意事項・連絡事項などはこの下に追加していきます。



[追記 date="2009-01-10"]

先ほど(午前11時)、参加申し込みをいただいた7名の方にまとめて確認のメールをお送りしました。申し込みをしたが確認のメールが届かないという方がいらっしゃいましたら、その旨、hiyama{at}chimaira{dot}org までご連絡ください。



[追記 date="2009-01-13"]

先ほど(9:25頃)、その後参加申し込みをいただいた11名の方にまとめて確認のメールをお送りしました。これで、合計18名になってしまったので、1月24日分に関しては締め切ります。縁故参加者兼お手伝いが1,2名加わりますから、会場の限界です。

しかし、連休あけたらイッパイになるとは予想してなかったし、事前調査のとき参加表明された方で申し込みされてない方もいるようです。日程が合わないという事情なら特に問題はないのですが、ひょっとして参加ご希望のかた、まだいらっしゃいますか?

もしさらに10人くらい集まるものなら、日を変えて同じ内容をやることも考えます。1月31日(土曜)も候補には考えていた日なので、1月31日なら参加可能、あるいは24日に参加を予定していたが残念という方は、メールかコメントをください(現時点では、やる/やらないを決定してないので寄付で連絡のときは100円にしてください、100円は返しませんよ)。あとそれと、1月31日だと開始時間は早まるかもしれせん。

[追記 date="2009-01-17"]

会場はこんな感じです(12月20の模様)

ご覧の通り、十ニ,三人まではテーブルに座れます。実は、この写真の範囲外にまだ何人かいます。よく見ると、左端に足だけ見えているでしょ(下に一部拡大)。

“範囲外”の人は、テーブルがなくて椅子だけになっちゃうんですよね。テーブルなしの人は、コンピュータを使うなら文字通りラップトップです。お絵描き用の画板のようなものは準備しようと思ってます。

僕は写真うつりが悪い(理由:もともと人相が悪い)*1ので出すのイヤなんだけど、まー、こんな感じでやってました。

[追記 date="2009-01-20"]

今回のセミナーでは準備持参していただきたいものがあります。それは「絵を描くためのスケッチブック/ノートなど + 2色以上の筆記用具」です。どんなものでもかまいませんが、自由に計算やお絵描きができる紙と筆記具です。

既にお伝えしているように、24日の後(まだ日程未定)も続きをやるつもりです。シリーズ全体の目標はカリー/ハワード対応です。24日は、ベータ変換の絵が描けるようになればそれでヨシだと思っています。

さて、すごく悩んでいたことがあります; それは絵を「下から上に描く」か「上から下に描く」かです。最初の段階では「下から上」のほうが分かりやすいと思います。が、先ほど、「上から下にしよう!」と決心しました。

理由のひとつは、僕自身が最近「上から下へのオダンゴ図」を描いているからです。次の図は、バエズ(John C. Baez)のテキストから抜いたものです。

バエズは「上から下」派なんですね。アブラムスキーやボブ・クックは「下から上」派です。ただし僕は、左右をバエズとは逆にする派ですが^^;。

もうひとつの理由は、カリー/ハワード対応を作るときに、「上から下」のほうがずっと便利になるからです。最初「下から上」で導入し、後から「上から下」に変更するのは、いい練習にもなりますがちょっと負担かな、と思った次第。

実は、まだ悩んでいることがあります。それは、正統的なラムダ計算コースには必ず含まれる、“純粋な記号計算としてのラムダ計算”を話題にするかどうかです。僕は、あんなもんはどうでもいい気がしているんですが、まったく触れないのも余りに邪道かなぁ? という懸念も少しあるし、、、

[追記 date="2009-01-22"]

期日も迫ってきたので、どんな事をどんな順序でどのようにしゃべったらいいか頭を悩ませています。七転八倒してますよ。

実は、まだ悩んでいることがあります。それは、正統的なラムダ計算コースには必ず含まれる、“純粋な記号計算としてのラムダ計算”を話題にするかどうかです。

デカルト閉圏を表には出しませんが、デカルト閉圏の視点から見たときのベータ変換(とそれに関わる諸法則)を理解することを目標にしよう、と考えてます。その目標からいえば、記号計算に習熟するのは本質的ではないので、一切触れないことにします。「SKKはIだぞ」とかいう話はまったくしません。

その代わり、余裕があればイータ変換までいこうかと思っています。記号操作としてのイータ変換は単純ですが、その背後にはけっこう難しい問題があります。そのひとつは、次の2つの指示(命令)は同じかどうか? という問題です。

  1. Aをしろ
  2. 「Aをしろ」と言われたとき、おまえがやるべきことをしろ

2番目の指示を理解するには、「もし、私が『Aをしろ』と言われたら、なにをするか」を考えて(状況を想像し内省して)答える能力が必要です。イータ変換は、“理解することや考えること”をすっ飛ばすための方法を与えますが、それが妥当であるかどうかはそれほど明らかだとは思えません。「自分がすべきこと」がいったんコード化されると、

  • 「『Aをしろ』と言われたとき、おまえがやるべきことをしろ」と言われたとき、おまえがやるべきこと

なんて概念も生じてしまいます。ウェー、こわーい。

そんな恐い話をするかどうかは、まー、その場の状況次第ですね。

*1:それにしても、貧相なフランケンシュタインみたいに写るんだよな。