CatyScriptの背景は、ボックス&ワイヤー方式のお絵描き圏論です。しかし、Catyで絵が描けるわけじゃなくて、絵は紙の上に手書きしてください。それをCatyコンソールシェルのコマンドラインか、またはスクリプトコードとしてテキスト表現します。テキスト表現が好きな人は、絵のイメージなしでテキストコードを書き下せるかもしれません。
CatyScriptインタプリタ(コンソールシェル)を試したい人のために、現在のCatyのスナップショットを公開します。アーカイブには、WebフレームワークとしてのCatyフルセットが入ってますが、ドキュメンテーションが欠如しているし、Webアプリケーションはまったく含まれていないので、「ソース読め」という状況です。
単なるインタプリタとしての使い方は、比較的近いタイミングでこのブログで説明するつもりです。
スナップショットのアーカイブは次のファイルです。
- URL: http://www.chimaira.org/archive/caty-python-snapshot_2132.2011-04-26.zip
- zip size: 1116815 (unzipped 2321169)
- files: 581
00Readme.Snapshot.txt の内容:
-*- coding: utf-8 -*- \\
This file contains utf-8 encoded Japanese text.このソフトウェアは、実装プログラミング言語に依存しないWebアプリケーショ
ン・フレームワーク「Caty (キャティ)」の、Python実装スナップショット版で
す。この配布は臨時のものであり、リリース番号は付きません。文書その他は、
2010-10-21 pp-1.0.0 のものが更新されないでそのまま残っています。
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ヘルプ情報は help コマンドで表示されます。ただし、文字列データとして出
力されるので、cout (console output)コマンドをパイプして、help | cout
としてください。
helpコマンドの引数に、ワイルドカード文字 '*' を使えます。
* help * | cout
* help *: | cout
* help list:* | cout
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自分でスキーマモジュール(casmファイル)を作って試すには次のようにしま
す。スキーマモジュールの構文/書き方は、たぶんいつか
[[http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama/]] で説明します。
* ディレクトリ main/root/schemata/ の下に <ベース名>.casm というファイ
ルを作ります。
* python stdcaty.py --no-ambient --no-app として起動すると、最小限の組
み込み機能だけを備えたCatyが起動します。
* Catyコンソールシェルのコマンドラインに reload と入力すると、
main/root/schemata/ の下のcasmファイルがロードされます。エラーがある
ようなら、casmファイルを書き換えて、また reload します。なお、reload
の短縮形は l (エル1文字)です。
* ロード時のエラーがなくなったら、casmファイルで定義された型とコマンド
が使えます。