bitbucketは、分散バージョン管理システムのリポジトリと関連機能をホスティングしているサービス。Catyの開発にはずっとbitbucketを使ってきた。細かい不満はあるものの、「これはダメだ」というほどの問題点は感じていなかった。だが、最近の変更は酷い。それについては、既にKuwataさんが書いている。
- http://return0.info/note/2012-10.html#id2012-10-10
- http://return0.info/note/2012-10.html#id2012-10-19
Wikiの記法が、WikiCreoleからMarkdownに変わったのだが、互換性への配慮が一切されてない。ユーザーが今まで貯めこんできたデータが壊れる事態もヤムナシという判断らしいが、ヒド過ぎる。具体的に言うと、過去にWikiCreole記法で書いた(イシュートラッカーの)イシューを変更すると、Markdown記法でパーズされるので壊れてしまう。見出しのみの変更で本文を編集しない場合でも同じ現象が起きる。
ソースコードのリポジトリ(Mercurial)はクローンすればバックアップも移行も自由に出来るが、イシュートラッカーのデータはそうはいかない。ダウンロードする方法がないのだ。いわば人質に取られているのだ。現在使っている開発リポジトリに付随するイシューは今日で1174個、以前の古いリポジトリにも605個のイシューが残っていて、たまに参照する。イシューは重要な資産だ*1。
ダウンロード/エクスポートができなくても、安全に保管してくれているのなら(不満ではあるが)まーよしとする。システムの変更によって、過去のデータがすぐに壊れてしまう状況を作っておいて、その後、何の対処もしてない。これはいったいどういう了見だろう。
僕らの利用の仕方だと無料プランでも十分なのだが、感謝と応援のつもりで有料プランの契約にしていた。けど、腹立たしいからもうやめる、たぶん。
*1:僕らのように、過去のイシューがあるので移行できないケースもあるから、「イシューを人質に取る」ことはユーザーが離れるのを防止する点では意味がある戦略だろう。だが、釈然としない。フェアじゃないでしょ。