「WindowsにおけるGit利用環境は整った: Git for Windows と SourceTree for Windows」に対するブックマークコメント欄を見たので、ちょっとだけ補足をしておきます。
SourceTree for Windowsのバージョン1.4リリースの発表では、新機能に"git-svn support"が挙げられています。試してみました。Google CodeにSubversionのリポジトリを作って、SourceTree上からクローンしてみました。これはうまくいきました。が、ローカルGitリポジトリからのプッシュが認証エラーするようです。それ以上詮索してませんが、なんか設定か調整が必要なんでしょう。[追記]GoogleCodeのパスワードが、When prompted, enter your generated googlecode.com password. でした。Googleアカウントのパスワードとは別なんですね。[/追記]
「Mac版もありますね」と書きましたが、Mac版が先で、UIの日本語化もgit-svn対応もMac版では出来ていたようです。Windows版が後追いですね。Macならば、CygwinやMSYSなどを追加することなくコマンドラインも使えます。やっぱり、Windowsがいちばん遅れてます。
改行コードはけっこう問題です。as-if(そのまま何もしない)の指定でWindowsの標準的なテキストファイルをコミットすると、リポジトリ内にCRLFコードが入ります。別なリポジトリでは、CRLF→LF変換しているとして、fetchかpullでデータを持ってくると、同じ内容のテキストファイルが違ったものとして認識されてしまいます。規約を決めておかないと、まともに運用できません。
GUIなんて信用ならんし面倒だ、という人もいるでしょう。僕もコマンドライン派ですが、それでもSourceTreeのウィンドウは開いておいていいと思いました。実際の操作はコマンドで行うにしても、状況の確認にはSourceTreeが便利です。git status、git branch、git log、git diffなどのコマンドを打つ回数を減らせます。リモートリポジトリの監視もしてくれるので、ローカルとリモートでどっちが先行しているか、コミット幾つ分の差があるかなどをモニターできます。