以前、松屋の食券販売機を話題にしたことがあります。
上記記事は、対話的機械としての“ユーザーインターフェースの悪さ”を指摘したものです。
最近、見た目も振る舞いも謎な食券販売機を渋谷で見かけました。
渋谷の「大勝軒まるいち」は、本家「東池袋大勝軒」山岸氏の最後のお弟子さんのお店だそうです。僕は、東池袋大勝軒に行ったことはありますが、どんな味だったかハッキリとは覚えてないので、「まるいち」と本家を比較して云々はできません。が、つけ麺おいしかったです。
さて、その「まるいち」の食券販売機がこれです。
まず、最初のツッコミポイントは、お釣り出口(↓)です。いったい、どっちからお釣りが出るんじゃい?
結果を言うと、上のほうからお釣りが出ました。下の方の出口は変な突起がついていて、なんなんだか分かりません。
この自販機は、完全に明示的な指示をしないと動きません。例えば千円札を入れて、950円注文し、50円以下のメニュー項目がなくても、[発券]ボタン(↓)を押さないと食券が出てきません。無事に食券が出てきても、明示的に[おつり]ボタン(↓)を押さないとお釣りが出てきません。
僕は、発券したらお釣りは出てくるもんだと思い込んでいたいので、しばらく待ってしまいました。いつまでたってもお釣りが出てこないので[おつり]ボタンの存在に気付いた次第。
ソフトウェア部分(液晶パネル)には、キャンセルがなかったような気がします(記憶のみ)。そこで、存在感のあるこのキャンセルレバー。
表示を見る限り、コインのキャンセル(返却)にしか使えない感じです。お札のキャンセルはどうしたらいいんでしょう。(今度行ったら、お札のキャンセルに挑戦してみます。)