このブログの更新は Twitterアカウント @m_hiyama で通知されます。
Follow @m_hiyama

メールでのご連絡は hiyama{at}chimaira{dot}org まで。

はじめてのメールはスパムと判定されることがあります。最初は、信頼されているドメインから差し障りのない文面を送っていただけると、スパムと判定されにくいと思います。

参照用 記事

Whitespace言語の課題と展望

川俣さんによるWhitespace言語に関する反応:

川俣>懸念事項
川俣> とはいえ、問題点もあります。…

記述量の増加、生産性の低下は、Whitespace言語の他の特長とトレードオフの関係にあるので、“改善”が長所・美点を失わせる結果になりかねません。

それより、Whitespace言語が広く普及し、実用に供されるに伴い、クロスプラットフォーム国際化の問題が噴出すると予想されます。

なぜなら、空白(whitespace)の1つである改行に関しては、OSプラットフォームごとに定義が異なり、意図せぬコンバージョンによりWhitespaceソースコードが破壊される危険性が高いからです。エディタによるロード/セーブ、アプリケーションをまたぐコピー&ペースト、メール本文に張り込んでの転送などでもコードが壊れるかもしれません。

また日本では、いわゆる“全角空白”も有意な文字に加えろ、という(ちょっとヒステリックな)要求が巻き起こるでしょう。

さらに、Unicodeのレパートリを眺めると、“半角のさらに1/2幅の空白”のようなワケわからん空白もあるので、こういった各種空白をWhitespace言語でどう扱うかは、国際的な消耗的論争に発展する可能性もあります。

いずれにしても、仕様が十分安定して、ISO WhitespaceやJIS Whitespaceにまで持ち込むには、苦難の道が予想されますね。がんばってください(って、誰が?)