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情報ムラ社会の到来、あるいは回帰

ここ3年くらいでブログやWebコンテンツ管理システムが一般的となった結果、Webの更新は劇的に速く/多くなったでしょうね。莫大なWebページがそこに存在するだけではなく、情報湧き出し量がとんでもない勢いで増大しているわけです。世界中の新鮮な情報がWeb経由で供給され、いくらでも好き放題に利用可能、という状況。

でも、それで何か変わったのかな? いや、まー変わったんですけどね、でも僕の情報流の処理方法はといえば、ムラ社会の口コミみたいなものに依存している、つうかそれしか使ってない感じです。

人間が閲覧吸収できる情報の量には限界がありますから、どうやって取捨選択するか? ということが問題になりますよね、一般論として。でも僕は取捨選択(フィルタリング)してないですね。最初から、あんまり情報が入ってこないから大丈夫、フィルタリング不要。例えていえば、新聞/雑誌を30誌もとっていると、取捨選択ってことにもなるだろうけど、ひとつも取ってなければ問題なし。じゃ、どっから情報が入るのかといえば、お寺の坊さんとか、近所の商店のオッサンとか、そこらで遊んでいるガキとか。いやまー、これは例え話ね、あくまで。

で、例え話じゃない僕の実態だけど、少数のブログ/サイトしか見てないです。RSSリーダも今じゃ(流行はじめだけは使ったが)ほとんど使ってない。“情報を読まない”情報収集術――「未読RSS恐怖症」対策 - ITmedia エンタープライズなどを見ると、結局「『師匠』ブログを探せ!」なんてハナシになっているのですけど、師匠(これはお寺の坊さんにあたるか)つうか、ご近所界隈から情報と話題を拾っている、それで済ませています。メンドーだからそれくらいしかしません。

さて、「ご近所界隈」って何よ? ってことですが、このダイアリーにコメント/トラックバックを寄せてくれる人とか、僕が一方的に私淑している人とかの集まりです。この集まりは、僕が恣意的に想定しているだけであり、実質的なまとまりも関連も全くない人々です。よって、コミュニティとか呼ぶことは全然できません、が、それにも関わらず、僕には「ご近所界隈」に思える面もあるのです。直接の面識はないし、得体の知れない人々、だけどある種の親近感を感じているわけで、んーーー、っと、仮にネット知り合いとでもベタな呼び方をしましょうか。

そのネット知り合いの集合=ご近所界隈ってのが僕の感覚。何千ものRSSフィードをノウハウとツールを駆使してドータラコータラって、、、 それ都会的(?)だけど疲れない? 町内会あるいはムラみたいに、情報的に閉塞された(前もってフィルタリングされた、と言ってもいい)空間内に身を置いたほうがラクチンだな。それと、RSSフィード・ウン千を処理したところで、閲覧吸収できる情報の量がホントに増えるか? と、はなはだ疑問に感じるんですよね。いや、単にモノグサと言われてしまえば、そのとおりです。