このブログの更新は Twitterアカウント @m_hiyama で通知されます。
Follow @m_hiyama

メールでのご連絡は hiyama{at}chimaira{dot}org まで。

はじめてのメールはスパムと判定されることがあります。最初は、信頼されているドメインから差し障りのない文面を送っていただけると、スパムと判定されにくいと思います。

参照用 記事

直積と射影がらみの高階関数たちの相関図

「なぜ『光が影を作ること』と『主張の一部を再主張すること』が関係するのか;あるいは、デカルト圏入門」の課題17、18あたりの解答例を示しておきます。

まず↓。

pair, proj1, proj2, mproj1, mproj2の関係はこれで尽きているでしょう。つまり:

  • pair;proj1 = mproj1
  • pair;proj2 = mproj2

「A, B」は、AとBの2引数を表し、A×Bは、タプルの1引数です。圏論風の記法を使いますが、総称型風の記法との翻訳は A×B ⇔ Pair<A, B>、C(A, B) ⇔ Func<A, B>。

もう1つ図。

丸付き番号に対応する等式を書いておくと:

  1. fpair;fproj1 = mproj1
  2. fpair;fproj2 = mproj2
  3. vitalize;fproj1 = proj1
  4. vitalize;devitalize = id
  5. devitalize;vitalize = id
  6. vitalize;fproj2 = proj2
  7. pair;vitalize = fpair

圏論的な解釈としては、A×Bはともかく、A, B って何よ? ってことになりますが、たぶん、複圏(multicategory)や多圏(polycategory)を導入しないと意味付けできないでしょう。それと、ホムセットをもう一度対象と考えているので、C(-, -)は内部ホムになってます。