「スイカは野菜か果物か」に関しては、どうも僕(父親)の分が悪かったようです。が、君(長男)がいつでも正しいわけじゃない!
長男:「テストの見直しって、したほうがいいの?」
父親:「そりゃ、したほうがいいだろう」
長男:「俺は見直しなんかしない」
父親:「しろよ」
長男:「自分がやったことには自信を持たなくちゃ」
父親:「誰にだって間違いはあるだろう」
長男:「あるある」
父親:「特に君は、迂闊にいっぱい間違えるだろう」
長男:「間違ったら間違ったでいいの」
父親:「なんでえ?」
長男:「それは次の課題ってことでね、目標ができるでしょ」
長男:「俺は連絡帳にメモはしないの」
父親:「なんで?」
長男:「先生の話をよく聞いて憶えればいいんだよ」
父親:「忘れるからメモしろよ」
長男:「憶える力を鍛えなきゃ」
父親:「君はいつも忘れ物してるだろうが!」
長男:「してるしてる」
父親:「メモしないからだろう」
長男:「違う違う、憶える力が弱いの」
父親:「… それで」
長男:「だから、憶える力を鍛えるためにメモしないようにしているの」