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参照用 記事

「個人の資質」とか言いたくなるけど、言わないことにしよう

先日、チェーンの某定食屋(大戸屋だけど)で、オーダーを聞きに来た女性店員とのやりとり:

店員:「お決まりですか?」
檜山:「えーとね、この野菜の…」
店員:「いらっしゃいませー」

これはおそらく、お客様がドアから入ってきたら必ず「いらっしゃいませ」と元気よく挨拶すること、と教えられていたせいだろう。

この話をどこかで(どこだか忘れた)したら、「それは、店の教育云々というより、そのスタッフ個人の資質の問題だろう」という意見が出た。まー確かに、

原則として「いらっしゃいませ」と元気よく挨拶するのだが、いくつかの例外がある。

  1. お客様のオーダーをうかがっている最中に、オーダーを中断してまで「いらっしゃいませ」と言わなくてもよい。オーダーを優先させる。

なんて教えたりマニュアル作ったりするのは大変すぎる。

でも、「Aしなさい」と教えて、Aをしない例外的事態まで適切に判断できるような「個人の資質」を期待するのは無理なんじゃないかと思う。そんな気の利いた人ばかりじゃないからね。つまり、「原則としてAだが、いくつかの例外がある…」までイチイチ教えないとダメなんだろう、と思うわけ(シンドイ話ではあるが)。

プログラミングの話なら、「分かりやすい長めの変数名を付けろ」と言うと、例えば(実際にはもっとトンチンカンな変な名前だが)次のようになる。


void
swapTwoIntValues(int *pointerToFirstInt, int *pointerToSecondInt)
{
int firstIntValue = *pointerToFirstInt;
int secondIntValue = *pointerToSecondInt;
*pointerToFirstInt = secondIntValue;
*pointerToSecondInt = firstIntValue;
}

いうこときいてエライのだけど…

結局、「原則として分かりやすい長めの変数名を付けるのだが、いくつかの例外がある…」までイチイチ教えないとダメなんだろう、と思うわけ(シンドイ話ではあるが)。