インクリメンタルサーチとか入力補完機能ってホントに便利ですね。例えば、ある文脈で先頭が "hiy" に一致する語が "hiyama" しかないなら、"hiy" だけ見て "hiyama" と確定してしまっていいですよね。さらなるユーザー入力を要求するのは道理にあいません、だって候補が1つしかないのですから。
ボタンを押すとメニューが現れ、そのメニューからどれかの項目を選ぶUIがあったとしましょう。メニュー項目がただ1つならどうでしょうか。それだったら、ボタンだけで十分で、メニューを出すのは冗長で不愉快なUIになるだけです。
さて、地上と地下1階を行き来するエレベーターに乗ったんですよ。ドアを閉めるボタンを押しても動かないのです。行き先の階を押さないとダメなんです。選択肢は1つしかないんですけど。これって、冗長で不愉快なUIです。
おそらく、一般的なNを想定して設計されていると、N=2 の特殊事情を利用できないのでしょう。けど、「N=2 の特殊事情も含めた一般的なN」に対する設計もできたんじゃないか、と思ったり。
[追記]あれ、ブックマークのコメントに「私だったらドアを閉めるボタンを無くしちゃうかな。」(id:hokuto-heiさん)とか「行き先ボタンが無いと人が乗らなくても動くことになってエコじゃない。」(id:ROYGBさん)とか。
僕は「なんか面倒だな、これ」って思っただけですが、N ≧ 2(イコールあり)で良さげな設計原理の案がありましたら、教えてください。[/追記]
[さらに追記 date="2012-10-12"] id:maturiさん経由での情報:2年ほど前に、同じ話題があったようです。→ http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20101108#p2 [/さらに追記]