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参照用 記事

女性が300kgをかつぐって、ホントかよぉ!?

江戸時代は誰もが、60キロの米俵をヒョイと持ち運んでいた! 〜なぜ私たちは「身体」を見失ったのか?」という記事*1のこの写真:

[*2]

60kgの米俵5俵で総計300kgを女性がかついでいる! にわかには信じがたいです。この写真は合成? そうも見えないし、山形県酒田市庄内米資料館(山居倉庫)という所に次のような人形が展示してあるらしいです。

[*3]

当時は一俵が60kgより軽かったんじゃなかろうか。それにしてもトンデモナイ重量になりそうです。ウーン? 常磐線で見かけた行商のおばさんも、けっこうトンデモナイ荷物をかついでいたからな。ひょっとして…… いやいや、『強力伝』(フィクション)でさえ200kgいってなかったはず。


冒頭の記事タイトルの「誰もがヒョイと」は大げさですが、僕が子供の時分、割ときゃしゃな青年でも米俵をかついで運んでいたのは事実です。僕の田舎の家は、米俵とか、小豆や蕎麦の麻袋を扱うような仕事をしてました。トラックと倉庫のあいだを俵や麻袋をかついで運ぶのはよく目にしていた光景です。かつぐときに手鉤を使っていたのを思い出しました。

[*4]

もっと小さな柄の手鉤も在りましたね。でも、麻袋に手鉤したら破けてしまうような? 俵だけに手鉤使っていたのかな(記憶が定かでない)。

うちの父親は「村で一番の力持ち」みたいな人でしたが、中学校の技術家庭科の先生が父親の若い頃を知っていて「おまえの父ちゃんは米俵2俵を運んでいた」と話してたので、父親に確認したことがあります。

「米俵2俵? そんなの重いから運ばねーよ

という返事でした。

でも、「かつぐだけなら、やったことはある」と。こんな(↓)感じだったのでしょうか。

[*5]

肉体的特徴は父親にちっとも似てない僕は、筋力に乏しい軟弱者です。子供たちはさらに筋力がないんじゃないかと思います。これも、生きていく環境が筋力を要求しないからか。僕も米俵をかつぐ仕事をしていたなら、一俵は何とかかつげたかも知れません。でも300kgは、まったく想像がつかないですわ。

[追記 date="翌日"]それで、米俵5俵の写真の真偽に対する僕の判断は? -- 次の記事に書きました。

[/追記]