このブログの読者に、ネット詐欺への警告をするのはあまり意味がないと思いますが、「お知り合いなどに注意を促してください」という注意を促す意味で。それと、メール文面が面白かったので、詐欺メールを紹介します。
2つあるうちの1つ目: 何日か前で、メールは削除してしまったので記憶で言います。Amazon.co.jpを騙〈かた〉るメールで、「アカウント情報が足りない」だか、「パスワードが弱すぎる」だか、まー、そんなもっともらしい理由でニセサイトへ誘導する文面が書かれています。
ニセサイトのデザインはそれらしく、ページだけ見るとAmazonのように思えます。が、URLはAmazonじゃないし、HTTPSになってません。ブラザ(のセキュリティ機能)は、HTTPSじゃない経路にパスワードを乗せるのを阻止しようとするので、このニセサイトは成功しそうにありません。
が、HTTPSにすれば(もうひと手間かければ)、Amazonのアカウント名+パスワード+クレジットカード情報を盗める可能性があるでしょう。危ない。
2つ目: 文面が笑えるけど、これも引っかる人がいそう。
私はあなたのオペレーティングシステムをハッキングし、あなたのアカウント(◯◯◯@☓☓☓)にフルアクセスできました。
...[snip]...
その後、私はあなたのディスクの完全なデータを保存しました(私はすべてあなたのアドレス帳、サイトの閲覧履歴、すべてのファイル、電話番号、あなたのすべての連絡先のアドレス)を持っています。
要するに、個人情報をすべて盗んだぞ、という設定です。続けて、エロサイトで閲覧したポルノ画像のスクリーンショットも持ってるぞ、と伝えて:
あなたの親戚、友人、同僚にこの写真を見せたくないと強く信じています。
私は$554が私の沈黙のために非常に小さいと思う。
554ドルをビットコインで送金しろ、という脅迫ですね。最後の文面は:
これからは、良いアンチウィルスを使用し、定期的に更新することをお勧めします(1日に数回)!
私に怒らないでください、誰もが自分の仕事をしています。
犯罪を仕事という詭弁。
それはそうと、このメールは、僕自身が存在を忘れていたアドレス宛で outlook.live.com(旧 Hotmail)で受信したものです。ヘッダ情報を確認したかったけど見られなかった。昔は次のようなメニューが出てたようです。
今、同じ操作をすると:
ウーン。テキストソースをUIから隠したい気持ちは分かるけど、まったくアクセスできないのも行き過ぎでは。