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参照用 記事

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

デジタル語彙目録:: Obsidian Publish によるWeb公開

デスクトップ・アプリケーションである Obsidian を使って、ローカル(自分のPC)でデジタル語彙目録を作成する方法は、だいたいの目処が立ってきました。ローカルに作成したデジタル語彙目録をWebに公開する方法も考えなくてはなりません。 Obsidian Publis…

デジタル語彙目録:: 野生の言葉達と索引

ハブ記事: デジタル語彙目録:: 動機と概要 専門用語も野生の言葉専門用語〈テクニカルターム〉は、特定の分野/特定の集団内において国語辞書の意味とは別な意味で使われる言葉です(国語辞書には載ってない言葉のこともあります)。世間で通用する一般的な…

デジタル語彙目録:: こんな感じ(中間報告)

「デジタル語彙目録:: 名前の管理」から: ありていに言って、デジタル語彙目録作成は、 $`\qquad`$ひたすら名前との戦い です。 本日も名前と戦っています。デジタル語彙目録作成のために色々と試行錯誤しまして、紆余曲折ありまして、名前空間の構造や相互…

名前が指すモノ: 単射を例として

「デジタル語彙目録:: 名前の管理」において、次のように書きました。 ありていに言って、デジタル語彙目録作成は、 $`\qquad`$ひたすら名前との戦い です。 名前をソフトウェアを使ってキチンと管理しようとすると、その名前が何を指すのか? どんな種類の…

デジタル語彙目録:: 名前の管理

デジタル語彙目録のそもそもの動機が、同義語・多義語の問題の解決(少なくとも軽減)なので、名前の管理が基本的かつ主要な課題です。名前の管理方式について考えます。内容: 名前 URIとしての管理名 指標のラベルとハッシュURI ソフトウェア的な考慮 ハブ…

指標とヒルベルト・イプシロン記号を利用しよう

「デジタル語彙目録:: 動機と概要」で述べたように、同義語・多義語の問題に非常に困っていて、その対策としてデジタル語彙目録を作ろうとしています。試しに、代数系〈algebraic {system | structure}〉の定義を幾つか、半形式的に書いて語彙エントリーを作…

曖昧性を減らす: Diag構成を事例として

この記事は前半(4節まで)と後半(それ以降)に分かれています。前半では、コミュニケーションにおける曖昧性、曖昧性による行き違いを減らすための原則や手法を述べます。後半では、事例としてDiag構成について述べます。Diag構成の話題は、単なる事例とい…

デジタル語彙目録:: 動機と概要

同義語・多義語の問題について過去3回の記事で述べました。 同義語・多義語にホトホト困っている 同義語・多義語の問題(続き) 同義語・多義語の問題: タグによる修飾と分類 同義語・多義語の問題は、正確なコミュニケーションにとっては深刻な障害となり…

可変項数演算と代数系としての宇宙

二項演算や単項演算はお馴染みの概念だと思います。無項演算や可変項数演算も考えることができます。台集合の上に、幾つかの演算が載った構造が代数系です。大きい台集合も許すならば、グロタンディーク宇宙も一種の代数系とみなせます。$`\newcommand{\mrm}…

同義語・多義語の問題: タグによる修飾と分類

「同義語・多義語の問題(続き)」より: 同義語・多義語の処理に関して、無難な方法を採用したのですが、それが最良かどうかは分かりません。もっと良い方法があるかも知れません。例えば、ツリー状の分類は難点もあります。代わりにタギングによる分類を試…

同義語・多義語の問題(続き)

昨日の記事「同義語・多義語にホトホト困っている」の続きです。内容: 名前空間の階層構造 用法と用語のクラスタ これでいいのか? 名前空間の階層構造昨日の記事で、見た目・字面では区別できない用語も、分野で修飾すればいい、と言いました。次の事例を…

同義語・多義語にホトホト困っている

テクノロジーと数学が入り混じった話題を語るとき、「オブジェクト」とか「リレーション」のような言葉を使うのはリスキーです。どう解釈されるか予測できないし、語り手の意図とはまったく違った解釈をされてトンデモナイ誤解・曲解をまねくかも知れません…

集合論・圏論 vs. 型理論

集合論の所属関係(関係記号は '$`\in`$')と型理論の居住関係(関係記号は '$`:`$')は似ているけど違う、という話を「型・インスタンス・宇宙とタルスキ宇宙系列 // 居住関係」でしました。所属関係と居住関係を区別しなくてもよい場合もあります。しかし…

デジタル文書の概念が変わる

僕は、だいぶ昔(20世紀(苦笑))からデジタル文書とその処理に関わってきました。ここで言う“デジタル文書”とは、人間可読な情報を保存・蓄積・伝達・共有するためのデジタル・リソースといった意味です。デジタル文書は、デジタル以前の伝統的・古典的な文…

射の結合〈合成〉記号が奇妙、ヴォエヴォドスキーとカートメル

ヴォエヴォドスキー〈Vladimir Voevodsky〉は、射の結合〈合成 | composition〉を図式順記法で書いています。つまり、「左の射の次に右の射」という順序。で、なんと、図式順結合の記号には白丸('$`\circ`$')を使っているんです。例えば、次の論文(たまた…

論理式も記法・レイアウトで可読性が変わる

昨日の記事「非継承的なグロタンディーク宇宙」の最後の節に、ZF集合論の公理達を並べているのですが、あまり読みやすくないですね。論理式も、記法やレイアウトを工夫すると可読性が向上することがあります。やってみましょう。$`\newcommand{\Uin}{\mathre…

非継承的なグロタンディーク宇宙

ここ最近、グロタンディーク宇宙の話をしています。 贅沢主義者のグロタンディーク宇宙 (7月20日) 型・インスタンス・宇宙とタルスキ宇宙系列 (7月22日) 贅沢なグロタンディーク宇宙とPropositions-As-Types (7月24日) ZF宇宙、グロタンディーク宇宙、型宇宙…