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参照用 記事

2011-01-01から1年間の記事一覧

2011年から2012年にかけて

去年の年末/今年の年始に: クリスマスは終わってしまったので、正月にでも(?) 正月のあいだの宿題 とか。結局ヤッパリあんまり能率が上がらない、という結末になりかねないのですけど、今回の年末年始も:https://twitter.com/#!/hiyama_on_caty/status/15…

何年か前のクリスマスには

去年(2010年)のクリスマスに書いた記事「サンタさん不信」: [次男:]「おとうさん、クリスマスプレゼントはおとうさんが買って」と言われました。事情は分かっていたので、「そうだな、そのほうが確実だよな」と二人で買い物に行き、本人がプレゼントを選…

バルセロナ vs サントス 異聞

長男はサッカーが大好き。僕も長男も行く美容院などでは、長男がサッカーの話ばかりするので、なんか僕もサッカーファンだと勘違いされたりするのだが、そんなことはない。僕はあんまり興味ない。で、長男は、「TOYOTAプレゼンツ FIFAクラブワールドカップ …

そんなとき何と言うか

食後、コンビニにて:長男:「黒酢ドリンク買っていい?」父親:「いいよ」長男:「ヨーグルトも買っていい?」父親:「でかいな、それ。お腹イッパイって言ってたじゃないか」長男:「いやいや、ヨーグルトは例外なの」次男:「そういうときは『別腹』って…

エエエーッ、女優さんばっかり

Googleの画像検索で「キム・ジョンウン」で探してみたのですが:4ページ目になってやっと1枚だけ大将様の画像が。これから増えるのだろうか。

これはひどい誤解だ -- フローチャートは手続き型…だってぇー?!

昨日の記事「フローチャートを復権させよう -- 2020年代のプログラミングへ」のごとき内容は、僕は何度も繰り返し書いています。昨日の記事のなかに過去記事への相当数のリンクがあることからも、それは分かると思います。もう一度代表的な過去記事を挙げれ…

フローチャートを復権させよう -- 2020年代のプログラミングへ

「悟りやヒラメキがほんとに大キライだ 」という記事を書いた背景には、ユースケースの「主/副シナリオ」、「<<extend>>, <<include>>」とかの概念にウンザリしたことがあります。あれから後も、この件がどうも気にかかっていて、『ユースケースの適用:実践ガイド』(asin:4</include></extend>…

CatyScriptで無限に動き続けるFizzBuzzが書けた

今年(2011年)の8月末に「1年たって、手書きから自動描画へ」という記事を書きました。タイトルのとおり、1年前の構想がなんとか形になってきたことの報告です。1年前どころか、2年以上も前の2009年10月の記事「フローチャートからマゾ・テストまで」では、…

型宣言、ホーアトリプル、関数定義は同じもの

内容: 型宣言とホーアトリプル 関数定義とホーアトリプル ホーア論理とホーアセオリー 伴意順序 いろいろな概念を統合できるかな 型宣言とホーアトリプルfが関数だとして、f:X→Y という形はfの型宣言だとみなせます。話を簡単にするために、「型とは集合だ…

順序付き関係の圏

型の計算をしているうちに、“順序付き関係の圏”とでも呼ぶべきものに出会いました。Ordered Relations でORelと書くことにします。集合の圏Set、順序集合の圏Ord、関係の圏Relと、圏ORelのあいだには次のような関係があります。 Set -- Gr --> Rel | | Disc …

ムスカの人

あと、それとだね、ムスカの声やっていた人は「檜山に似てる」と言われている: http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama/20110907/1315369521

その呪文を言ってはいけない

昨日の夜からなんかみんな「バルス、バルス」と言ってるな(って、言ってしまった!)2007年から警告を発しているんだが: http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama/20070817/1187331110

ホモトピー変形と自然変換

最近、ホモトピーに触れたエントリーを2つ書きました。 ホモトピー・ナントカ ホモトピー同値は何故重要なんだろう ホモトピー論と高次圏論は似ています。“似てる”とかのハナシではなくて、実際は同じものである可能性が高いですね。かつて「ホモトピー代数…

JavaScriptでnewが不要なコンストラクタ

昨日の「JavaScriptでシーケンシャルな作業をゆっくりと行う方法」で自作のtaskman.jsを紹介しましたが、最初は、JSDeferred(http://cho45.stfuawsc.com/jsdeferred/doc/intro.html)を使おうかと思ってました。やることを限定すれば関数2つで済んでしまう…

JavaScriptでシーケンシャルな作業をゆっくりと行う方法

次の画面ショットは、Catyに描かせた「ログインモジュールを可視化した図」を、ブラウザで表示させたものです*1。実際のWebページには、次のURLでアクセスできます。 http://www.chimaira.org/misc/fire2.html このWebページに含まれる図はラスター画像では…

ホモトピー同値は何故重要なんだろう

「ホモトピー・ナントカ」という記事を書いてはみたのですが、ホモトピーわかりませーん。でも、これはやっぱり大事そうだな、という感触はあります。型理論への応用で注目されているようですが、状態遷移や模倣の議論でもホモトピー的発想は有効そうな感じ…

大阪都構想

長男:「橋下さんは、大阪維新の会で大阪都を目指すのか」父親:「…」長男:「んじゃ、俺は、東京維新の会を作って東京都を目指すぞ」父親:「あのさ、目指さなくても東京は都だから」

ホモトピー・ナントカ

ホモトピーをヘビーに使う型理論が登場したりして、コンピュータ屋さんでも「ホモトピーなんて無関係」とも言ってられないようです。とか言いながら、僕はろくに知りませんけど(苦笑)。まー、用語くらいは調べておこうかな。トム・レンスター(Tom Leinster…

デカルト圏、こんな定義もあります

Cがデカルト圏だとは次のことです。 Cには終対象がある。 Cには二項の直積がある。 この2つのことから、すべての有限離散図式の極限の存在は保証できます。上記のデカルト圏の定義を言い換えてみましょう。この言い換えは、次の概念を確認するために良い練習…

Alloy、コンパクト論理、関係圏

先週、「Alloyの矢印記法と、モノイド閉圏としての関係圏」で、「Alloyで直積を表す矢印記号は、関係圏で解釈するとツジツマがあう」という話をしました。より一般に、Alloyの意味論を関係圏Rel上で展開してみるのは面白そうです。とはいっても、Alloyがカテ…

Alloyの矢印記法と、モノイド閉圏としての関係圏

Alloyでは、タプルを矢印記号「->」で書くんですよね。最初は「なにこれ?」と思いました。例えば、aとbのタプル(この場合はペア)である (a, b) を、a->b と書くのです。集合の直積も同じ記法で、「集合Aと集合Bの直積」を A->B で表します*1。最初は違和…

これは対価に値する

長男:「ちょっと小遣い足りないから、おとうさん、肩揉んであげるよ」父親:「はっ、どういうこと?」長男:「肩揉んであげるからお金ちょうだい」父親:「君はマッサージへたでしょ、ほんとに気持よかったらお金出してもいいけど」長男:「うまかったらい…

ユースケース図もどき、とか

Catyでユースケース図もどきの絵が描けるようになったことを紹介。ついでに、昨日「悟りやヒラメキがほんとに大キライだ」とか騒いでいた前後の経緯というか、文脈をちょっと説明しておきます。いくつかの理由があって、Catyにユーザーロール(user role)と…

悟りやヒラメキがほんとに大キライだ

ソフトウェアの設計は僕の仕事の一部なんだけど、モデリングとか高水準の設計手法とかに興味がない。いや、正確に言うと、そのテの手法とか流儀とかには、僕を苛立たせるものがあって、精神衛生のために避けている傾向があるってことです。参照の必要があっ…

Caty: 識別子の日本語化で一苦労したけど、日本語だと分かりやすい

見た目も大事だよね、と思ってCatyにビジュアライズ機能を入れ始めたのですが、以下のような図に比べると、Catyが描いた図はどうも分かりにくい感じがします。(以下の図は、http://terasoluna.sourceforge.jp/tutorial/server-web/Document/WebTutorial_2.h…

斬新なデザインのWebページ

GMailの操作中に間違って広告をクリックしてしまい、とあるWebページが表示されました。以下がスクリーンショットです。原寸大画像よく目を凝らして見ると、背景になにやらプログラミング言語のソースコードのようなものが散りばめられています。おそらくWeb…

インスティチューションとホーア論理

「インスティチューションとホーア論理を一緒にしたようなナニカ」は、僕にとっての一つの課題です。この課題については、次のエントリーで述べています。 ホーア論理の圏論的な定式化 真偽構造が付いた圏 -- ホーア論理のために 「インデックス付き圏のフビ…

大きなラムダ式/小さなラムダ式

以前、セミナーでの説明のために、「大きなラムダ式/小さなラムダ式」という記法を使いました。その後も使ってますが、けっこう具合がいいです。紹介しておきます。大きなラムダ式は圏の射をそのまま表し、小さなラムダ式は指数対象への射を表します。次の…

WebアプリケーションフレームワークCatyの特徴と方向性

「WebアプリケーションフレームワークCatyの現状と今後」と似たような題名の記事、まー続きのようなものです。Catyのプロモーション的なことをしてないので、少し宣伝風に書いてみようかと。「Catyプロジェクト/ソフトウェアについて」(2009年8月)あたり…

大量のモナド類似物を取り扱う方法:参考文献

「インデックス付き圏のフビニ/グロタンディーク同値」より: ここ2,3日考えていたことがあります。その動機とか背景とかを説明すると「けっこう面白い」かと思うのですが、長くなるので結論(になるはずのこと)だけをザッと述べます。一言だけいっておく…