2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧
f:A→B を関係圏Relの射だとします。小文字エフだと関数(写像)のような雰囲気ですが、そうではありません。関係圏の射fは、f⊆(A×B) という部分集合です(AとBは集合)。圏の射がいつでも関数だと思い込んだりしてはいけません、そりゃとんでもない誤解です…
次男:「おとうさん、この辺がハゲたねー」父親:「触るなよ」長男:「どれどれ、おおー、額のわきのほうが薄いねー」父親:「いいから、もう触るなって」長男:「気になる?」父親:「そりゃ気になるよ、なにも対策してないけど」長男:「おとうさんの髪が…
昨晩(2013年8月29日)、亡くなった樋浦さんに関わる集まりがMetamojiさんでありました。おみやげにSu-Pen(スーペン)いただきましたよ。注文殺到で生産が追いつかず、入手困難なあのスーペンです。
「キュリアの格上げ」とは、圏の対象を関手、圏の射を自然変換とみなす方法です。ピエル=ルイ・キュリア(Pierre-Louis Curien)の "The Joy of String Diagrams"(http://hal.archives-ouvertes.fr/docs/00/69/71/15/PDF/csl-2008.pdf)を読んで初めて知っ…
昨日、DOTN二号(このネーミングはどうなのよ?)の話をしたのですが、DOTNのような絵図ペースの計算法により、僕はナントカ圏論の計算を追いかけることが出来てます(いやっ、出来ないこともママあるけどね^^;)。小学校の「余りのある割り算」あたりで挫折…
昨日、本編のつもりでメモ編を更新してしまって、その痕跡が http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama-memo/20130823/1377222363 に残っていたりする。今日は、過去の記事を参照してるうちに、なぜかその記事(具体的には 2013-06-21 の分)を書き換えてしまった。修…
DOTNとは、図式順テキスト記法(Diagrammatic-Order Text Notation)のアクロニムで、はじめてそれについて書き記したのは次の記事かな(2006年)。それ以前から使ってましたけどね。 http://www.chimaira.org/docs/DOTN.htm このダイアリー内でも: 僕が使…
ThinkPad X220のバッテリーが次のような状態に:省電力マネージャーというもので見ると:ふだん僕は、ThinkPadのフタ(ディスプレイ)をパタンと閉めて、ケーブル類を抜いて出かけるわけですが、バッテリーの状態なんて気にしてませんでした。今日も同様に出…
次男:「ちょっと、アニキ」父親:「えっ?」次男:「アニキ、これさ …」父親:「いま、『アニキ』って言った?」次男:「言った」父親:「いつから?」次男:「昨日から。もう『アニキ』って呼ぶことにしたの」父親:「『オニイチャン』は使わないの?」次…
「半群の上の畳み込み積」において、使用する半群Sに次の条件を付けました。 任意の a∈ S に対して、a = x・y となる組み合わせ (x, y) は有限個しかない。 これは、畳み込み積を定義するためです。Hを半環として、α, β:S→H という関数α, βに対して、これら…
「Firefox 22.0 のドラッグ・アンド・ドロップで、なんか変な挙動」で述べた「ドロップハンドラーで例外が発生するとページ遷移する」現象は、バグとは断定できないものです。ブラウザウィンドウに、ファイルマネージャーなどからローカルHTMLファイルをドロ…
Windows 7 64ビット上で動いている Firefox 22.0 での現象。以下で試せます。 http://www.chimaira.org/misc/PeculiarBehaviorOnFirefox220.html ドロップの後で別なサイトに移動します。が、ページ遷移させるようなコードはなくて、ドロップ・ハンドラーの…
長男:「俺、Vネックの下着って初めて着たよ」父親:「ええーっ、着たことなかったの?」長男:「丸首ばっかだったなー」父親:「そうかぁ」長男:「なんか、自分の殻を破った気がするよ」父親:「どういう殻だよ」
http://www.chimaira.org/misc/tt.html 以下の記事で述べたアイデアはいちおう実現できたかな。まー、習作ですけど。 JavaScriptと、ある種のツリー構造 (1) JavaScriptと、ある種のツリー構造 (2) JavaScriptと、ある種のツリー構造 (3)レンダリングの方針 …
「なので」の因果関係がいまいち不明:僕はもともと暑いのは割と好きなんですが、今年は特に、猛暑でも平気。体質や体力に変化があったんじゃなくて(体力はむしろ衰えているだろう)、引っ越したせいです。2012→2013の年末年始に、自宅も事務所も引っ越した…
一昨日、昨日の続きです。 JavaScriptと、ある種のツリー構造 (1) JavaScriptと、ある種のツリー構造 (2) ツリーのデータ構造とその操作がまだ未完成ですが、先に「ツリーのレンダリングをどうするか?」の方針を説明しておきます。最初にここで、言葉使いと…
昨日の記事「JavaScriptと、ある種のツリー構造 (1)」の続きです。HTMLのテーブル(table要素)を使ってツリーの絵を描く話です。基本的なアイディアは単純で、次の図を眺めればすぐ分かるでしょう。このような方法で描くことを想定して、ツリーのデータ構造…
ある種のツリー構造をJavaScriptで絵に描きたいわけです。キャンバスにグラフィカルに描こうか、とも考えましたが、レイアウトのための座標計算が大変そう。テーブルを使ってなんとかしよう、と。そういう話です。このツリー構造には少し特殊な点があります…
昨日の記事「半群の上の畳み込み積」の最後で、部分的な積が定義された半群の例を出しました。その部分的な積は、適当な集合Xに対して次のように定義されます。x, y∈X に対して: x = y のとき、x・y = x x ≠ y のとき、x・y は未定義 ほんとにバカみたいに…
畳み込み積(convolution product)という概念があります。これは、意外に広い範囲で使えます。多項式の掛け算、正方行列の積は畳み込み積の事例です。特別な種類の正方行列、例えば上三角行列の積も畳み込み積で説明できます。形式言語理論における言語の連…
The nCategory Caffeの、トム・レンスター(Tom Leinster)による短い記事 "Keep Calm and Carry One" は、ニュージーランドの女性数学教師 Audrey Tan さんの話でした。オードリー・タンって聞いたことあるよーな …、2005年に、Haskellで実装したPerl 6処理…
今週はあまりこのブログを書いてないのですが、別なところで一つ記事を公開してますよ。 ツリー変換に向いたプログラミング・パラダイムは? ↑は、シンメトリックのジーンコードなる製品に関する公式ブログです。こちらもよろしく。
Linked Data、Open Data、両方あわせて Linked Open Data (LOD)なるものに興味をいだいています。ティム・バーナーズ=リー(Tim Berners-Lee)が2006年に公開した次の論説がことの始まりのようです。 Title: Linked Data Author: Tim Berners-Lee Date: 20…