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参照用 記事

2010-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスは終わってしまったので、正月にでも(?)

トム・レンスター(Tom Leinster)の記事 http://golem.ph.utexas.edu/category/2010/12/an_informal_introduction_to_to.html によると: Christmas is a time for giving, but it is also a time for topos theory. クリスマスにトポスを勉強しなかった人…

Logica Universalis へのフリーアクセス、明日(大晦日)まで

ジョン・バエズの記事 http://golem.ph.utexas.edu/category/2010/12/a_global_glance_on_categories.html によると、シュプリンガーが一時的に "Logica Universalis" という論理学のジャーナルをフリーアクセスにしているそうです。が、一時的なので、明日…

デカルト半環圏の定義を確認してみる(デカルト半環作用圏のために)

デカルト作用圏がどうにもオモロいわコレ。ヤバいわコレ。で、作用圏の純部分圏*1をデカルト圏からデカルト半環圏にしたいな、と思ってます。「デカルト作用圏が面白い」に書いたように、「デカルト圏 → デカルト半環圏」の置き換えはたいして手間がかからず…

デカルト作用圏が面白い

昨日のエントリーで言及した論文を、著者3人の頭文字と発表年で略して [DDR2009] として参照することにします。 Title: Cartesian effect categories are Freyd-categories Authors: Jean-Guillaume Dumas, Dominique Duval, Jean-Claude Reynaud (2009) URL…

デカルト作用圏によるプログラムの意味論 (たぶん、その1)

「=」は代入演算子だとして、次のような関数呼び出しを考えてみます。 f(y = x + 1, x + y) 変数xの値が2, 変数yの値が5の状況を例とします。引数を左から右の順で評価するなら、関数に渡る実引数は f(3, 5) となり、f(x + 1, x + x + 1) と変わりません。最…

サンタさん不信

ウチの子達は、サンタさんを固く信じていました。その事情は:「なぜ彼はサンタクロースを固く信じているのか」長男はさすがに「サンタさん、サンタさん」と言わなくなったのですが、次男はサンタの存在自体は今も信じているかもしれません。でも今年はサン…

ハイパースキーマについて再び考えよう、っと

ここ何か月か、Webサービスの設計について考えてます。次のエントリーがリンク集(ハブ)になっています。 Webサービスの設計:リンク集+お絵描きWeb設計 うまくいかない点やら難しい点は次に書いています。 状態遷移指向Webサービス設計の課題:可視化した…

練習

次男が、テーブルやイスにつかまりながら、片足だけでケンケンしながら歩いていた。父親:「なにやってんの?」次男:「リハビリの練習」父親:「リハビリ? なにそれ」次男:「足に大けがしたら、すぐに歩けるようにならないから、こういうふうにするの」父…

CatyScript2.0のpar構文とデカルト積

CatyScript2.0では、「par構文」と呼ぶ構文構成素(syntactic construct)を導入するつもりです。parはparallelの略記で平行実行*1を意味します(実装上は逐次実行でも差し支えありません)。現状でも、複数のプログラム実行単位を平行に実行する構文はある…

長年懸案の宿題が一部は片付いた、ということで …

「このidでこのブログ内容はJavaに対するネガティブキャンペーンではないのか」: 檜山さん、JavaBlackの相手は仕事の後にしてください。というかいくら珍しい天然物だからって、こんな三下の相手する事ないじゃないですか。 あっ、う。すっ、すまんのう。エ…

論理的であるかのごとくに装って、根拠のないイチャモンをつける 13+2 の方法

ちょっと挑発(コレの最後)してみたけど、どうせ反応はないだろな。しらけてしまわないうちに自分でテンション上げて解説を書いてみました。内容: 前がき 本編 定義の違いを真偽の議論にすり替える 言ってもない事を否定して印象操作をする 傾向や量に関す…

CatyScript2.0の変数概念

CatyScript2.0は、諸般の事情でそうすぐには実装できないでしょうが、仕様は定めておかないと後で困ることになるのでボチボチと書いておこうかと。ひとつ断っておくと、今まで「Catyスクリプト」という表記を使ってきましたが、2.0からは「CatyScript」にし…

インターネットすげー

「Yahoo! 知恵袋」で見かけたのですが: 質問:「○○○」とはどういう意味ですか? ベストアンサー:広辞苑によると、… インターネットに聞くと、誰かが代わりに広辞苑を引いてくれるんですね。ある種、感動的。

はてなのまかない

今朝のNHKニュースで紹介されてましたね。 http://d.hatena.ne.jp/macanai/20101220 「食事は大事だよ」ってのには賛同。あと、野菜多めがいいですね。

論理的言明を装った感情論は嫌い、という感情論

ちょっと時間がたってしまったネタですが: プログラミングの出来る人と出来ない人の決定的な違い。 「プログラミングの出来る人と出来ない人の決定的な違い」? ワンヤグさんの「プログラミングの出来る人と出来ない人の決定的な違い。」は、たくさんのブッ…

アブラムスキーのネームとかフリップとか

「コンパクト閉圏と絵算で理解する線形代数とシーケント計算(入り口だけ)」において、アブラムスキーのネーム/コネームの話をしました。もう少し一般的な文脈では、射fのネームの仲間は4種類あります。それぞろを、∩f、f∩、∪f、 f∪ と書きましょう。絵で…

メイヤー先生の偉大さとCommand-Query分離

バートランド・メイヤー(Bertrand Meyer)先生は、とにかく偉大です。局所的には、無理筋な例え話や強引な主張で僕らを笑わしてくれるのですが、全体としては実にまったく正しいことを言っています。メイヤー先生の主張のなかでも、僕がもっとも影響を受け…

若い時分に本を一冊読んでおくと、二,三十年後も役に立つことがある

昨日、線形代数がらみの話を書いたのですが、線形空間・写像によりコンパクト閉圏の例を作るくらいなら、まー僕でも説明を書けるかな、と思いました。(気力があれば、だけど。)解析学や数論となると、ほとんどお手上げですが、線形代数を使うのは割と抵抗…

線形代数とシーケント計算(入り口から一歩)

「コンパクト閉圏と絵算で理解する線形代数とシーケント計算(入り口だけ)」にて: 「f, ∩f, f∪ の三位一体」を基礎に据えて、コンパクト論理のシーケント計算を道具にして線形代数(の初歩)を展開するのは面白いなー、と思っています。そのことをチャント…

コンパクト閉圏と絵算で理解する線形代数とシーケント計算(入り口だけ)

モニャダラセミナーのネタにしようかとも思ったんですが、一般論過ぎるのでエントリーにします。アブラムスキー(ココとかココに写真)は、コンパクト閉圏においてネームとコネームという概念を定義しました。コンパクト閉圏の射fに対して、fのネームとfのコ…

2010年末に再び考える、Catyスキーマとユーザーインターフェース

1年半ほど前、「JSONスキーマとユーザーインターフェース」とか「JSONスキーマと列挙型」において、ランチの注文フォームを素材にスキーマとユーザーインターフェースの問題を考えてました。今、2010年末ならこの問題をどう扱うか?まず、データ型の定義は次…

MongoDB, BSON, SON, Ocument

MongoDBに関するチョットした話。MongoDBの基礎となるデータ形式はBSONです。BSONは、しばしば Binary JSON と記述されますが、「唐突に MongoDB の話」で触れたように、バイナリーエンコードされたJSONと捉えるのは正確ではありません。http://api.mongodb.…

強そうな女性

とても勝てそうにありません。生理学的・生物学的に(ってよく知らんのだけど)信じられないのですが、、、ローズマリー・ジェニングスさん(Rosemary Jennings)原URL:http://www.creatinejournal.com/women-body-builders/Rosemary.jpg ニコル・ベースさん…

少し言いまつがい

昔は子供達がよく“言いまつがい”してましたね。 「言いまつがい」で日記内を検索 最近は日本語もだいぶ使えるようになったので、素っ頓狂な言いまつがいはしません。でも、少し言いまつがいします。 テベスは、アルゼンチン出身、マンチェスター・シティに所…

REPL方式のWeb処理

CatyScript2.0の構文(まだ実装はありません)を使って、Caty自身のメカニズムを説明するのはなかなか具合がいいですね。なので、またCatyScriptを使ってCatyの説明をします。Catyは当初から「対話的シェルとWeb処理を同じメカニズムにする」方針で設計・実…

続・ワールドを使った計算

「ワールドを使った計算」に対して、id:squeakerさん(改訂版論文の著者のお一人です!)から「もっと新しい論文があるよ」と教えていただきました。 Title: Worlds: Controlling the Scope of Side Effects (2010) Authors: Alessandro Warth, Yoshiki Ohsh…

ワールドを使った計算

コメント欄でshiroさんから教えていただいたので、次の論文に目を通してみました。 Title: Worlds: Controlling the Scope of Side Effects Authors: Alessandro Warth & Alan Kay Pages: 10ページ (表紙除く) URL: http://www.vpri.org/pdf/rn2008001_worl…

模様にしか見えない

こういうメールをもらったけど、読めない。ShoppyBagの件があったから、ちと警戒してます。> simzim.com [追記 date="2010-12-04"]ブックマークからの情報および推測。 id:rh-kimata さん: ビルマ語のような、違うような。 id:kilrey さん: ラオ文字……か…

不定期開催「モニャダラセミナー」の趣旨説明書

最近プライベートなセミナーをやってないのですが、「再開しようかな」と思っています。ネタはイッパイあるんですけどね、億劫なんですよね。で、なんで億劫になるのかというと、元来僕は怠け者でメンドクサガリ屋だからです。そのくせに、やるとなると「ち…

そんなわけはないだろうよ

原寸大最後(直近)のつぶやきが「1時間前」、このアカウントで「フォローしている」のは二人しかいない、(別な)僕自身とKuwataさん。それで「1000件あります」って、それはないだろ。