2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧
僕が一番語りたいのは、大山さんの『山谷崖っぷち日記』なのです。この本は(そしてそれを書いた大山史朗さんは)ほんとにすごい。相性(アフィニティ)もあるでしょうが、僕にとっては、共感でき心に染みる言葉が詰まった書物です。あれー? どこいったかな…
『ルンペン学入門』と『山谷崖っぷち日記』には、己の境遇への諦念と受容が見うけられるのですが、『ホームレス作家』の松井さんは、路上生活を、そこから抜け出すべきものと捉えていたようです。一見してホームレスとわかるような風体や臭いを、松井さんは…
(2005-04-28の続き)『ルンペン学入門』はかれこれ30年前の本、入手は困難でしょう。僕の手元にもないし、記憶があやしいのだけど、ピンクの表紙で、帯には確か「いま、自由だ」と。副題(放浪の詩)や帯の文句(いま、自由だ)からも推察できるように、林…
確たるジャンルがあるわけではないでしょうが、『失踪日記』のごとく、どん底の境遇からのリポートを綴った作品が、時おり出現し話題になるようです。 [1] 入手困難 ルンペン学入門─放浪の詩 作者: 林光一 出版社/メーカー: ペップ出版 発売日: 1976/?? メデ…
また、話題のベストセラーを買ってきた。 『失踪日記』 前から買おうと思っていたのだけど、なかなか見つからなかったのです。実は近所の本屋で山盛り平積みだったのだけど、積んである場所が分かりにくくて(営業上好ましくないと思うぞ)みすごしていた。…
歯医者って、やっぱり痛いんだよなー、かめだ先生でも。で、恵比寿アトレで、つけめんを食う。見た目は良いが、つけだれがアブラっぽくてイマイチ。1100円もしたのにぃ。
きょう歯医者にいきます。かめだ歯科クリニックね。僕も、通院をはじめるまえに歯医者の情報をインターネットで探りましたから、検索語「かめだ歯科クリニック」からここにたどり着いてしまう人がいるのも納得。で、とりあえずコメント: かめだ先生は、人格…
僕の日記は、検索エンジンからのアクセスがあきれるほどに少ない(サンプル数が小さいが、それにしても比率が小さい)。なので、検索エンジン経由のアクセスはかえって気になります。多くの場合、「キマイラ飼育記」はハズレです、お気の毒に。僕が責任を感…
A君「バナナ、オレンジ、イチゴのなかでどれが好き? 僕はバナナだな」B君「ダメだよ好き嫌いしちゃ、だいたいバナナばっかり食べていたら体によくないよ。ゴハンをちゃんと食べないとね!」C君「そうだよ、ウチのお母さんも、好き嫌いしないでゴハンを食べ…
中さんの「結論」は、さらに興味深い面があって、いったん当該の(レベル0の)議論をレベル1で無意味化しているようにもみえますが、すぐさまレベル0の別なテーマを提示し、さらにその別なテーマの結論までも述べているのです。別なテーマとは、「(技術者は…
僕の興味をひいたのは、中さん発言の「結論」部分です。 言語なんてものはどうでもいいことってことです。どのような仕組みで、何を実現するか。言語が1つや2つ使えたからなんだ、5言語くらい、20テクノロジーくらい使えてやっと一人前。そうじゃありません…
(おそらく今日は、創業(?)以来最大量の書き込みになりそう。)この日記で、ここ何日かメタ・ネタを扱ってみました。ジジイの説教たれたり、「メタる」なんて下品、奇天烈な造語をしたり、バカバカしい調査(?)をしたり。さて、川俣さんのサイト(http://mag.…
もし、上の推測のようだったとすれば、黎明期における圏は、茫漠としたかなり巨大(huge)なものだったでしょう。手にとって扱う対象物というよりは、そのなかに棲み議論(活動)を行える世界だったと思えるのです。が、“圏の圏”とか“圏の圏の圏”とかを考え…
はてなダイアリーのコメントではちょっと辛いので、ここに書きますね>hubrisさん (hubrisさん以外にも、どうも圏はなじめないぞ、って方はいることだろうし。)オートマトン(状態機械)を圏とみなすことは確かにあります(状態点が対象で、遷移弧が射です…
トラックバックをたどってみたら: 書きかけの記事の中に"types as indexed-categories解釈"というものがあるけどこれはどういう記事なんだろう。気になる。アップされるのが楽しみだ。 キマイラには締め切りと催促がないと思ったのにぃ -- ってウソウソ、ジ…
今まで「はてなアンテナ」は使ってなかったのですが、使おうかと思います。僕の「お気に入り」というよりは、キマイラへのバックポインタ集みたいなものにしようかと。とりあえず、かつて言及していただいたサイトと、「リンク元」表示からキマイラ観察者だ…
「正規(regular)」とは何なんだ? 3 補足、実例など : 再帰テンプレート、ミュー項、それによる表現力の増強(代数系の拡大に対応する)などの実例を挙げる。例には、極端に単純化したXML風データ Tiny Toy XML を用いる。 なんとか予定が守れました。
> なんか、書きかけの記事がたまってきたなー。(昨日) 2005-04-12から言っているindexed categoriesの解説 「『正規(regular)』とは何なんだ」その3 types as indexed-categories解釈 他にもいくつか。あれもこれもと思っても、人手は一人だけだからなー…
何日か前(2005-04-12, 2005-04-13)、indexed categoriesについて触れたことがありますが、僕は、型(タイプ)とは結局、indexed category(またはfibred category)だろうと思っています。つまり、types as indexed-categories という立場ですね。ただし、…
「『誰でも考えそうな駄洒落』をどのくらいの人が書いているかgoogleで勘定する」という誰でも考えそうなことをどのくらい人がやっているか、とgoogleで勘定してみると、意外と少ないですね。まずはここ:http://musicwebmasterblog.seesaa.net/article/2876…
『頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)』、ざっと眺めました(“眺める”以上に読む価値があるとは思えない)。著者は頭が悪いか? については判断が難しいですね。もし本気で書いているなら、だいぶイカレているだろうけど、売るための戦略だとしたらとても…
珍しく、話題のベストセラーを買ってきた。 『頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)』 スパゲティ・カルボナーラ・ランチを食いにいった喫茶店に置いてあった週刊誌にこの本の書評が載っていて: その書評には、「これを書いている人が頭悪いんじゃないの」…
日野原重明(ひのはらしげあき)さん 1911年生まれ 医師 三浦敬三(みうらけいぞう)さん 1904年生まれ スキーヤー このお二人は有名。が、『エレガントな問題をつくる―初等幾何発見的方法』の著者・清宮俊雄さんだって、1910年生まれ、幾何学者ですぜ。僕が…
一昨日(2005-04-20)の「単なるデータとしての項」とは、「『形式的』とは何だろう」のノート「意味を持たないままの項」で述べているものです。Prologのデータ型については、例えば、広井誠さんによる解説(http://www.geocities.jp/m_hiroi/prolog/prolog…
記事「『形式的』とは何だろう」の最後のほうで、 「形式的体系について説明する」という行為自体がかかえる問題点について述べる記事を書く気だったのだけど、面倒になったのでやめた。 と書いています(実際には、ここまで正直な表現じゃないけど)。今も…
新しいローマ法王が決まりましたね。この過程で誰でも考えそうな駄洒落 -- 実際にどのくらいの人が書いているかgoogleで勘定: コンクラーベ 根比べ:881件 コンクラーベ 根くらべ:179件 コンクラーベ こんくらべ:150件
「メタ」(meta)という言葉は、なかなか人気がありますね。単なる衒学趣味で使っている人もいるようですけど。僕も「メタ」は好きです。というか、手段として有効であると感じているので、積極的に使おうとしてます。人により「メタ」の解釈はいろいろでし…
ハー、疲れた。
「正規(regular)」とは何なんだ? 2 正規構造 : 第9節までだったのに書き足して、一応完了。結局、16節。長い。丁寧と受け取ってもらえたら幸いだけど、内容的にも表現的にも、とにかく冗長です。もっと整理してスッキリさせたかったけど、どうも気分がダ…
項(term)の話をします。項については「『形式的』とは何だろう」を見てください。Lispの主たるデータがリストであることはよく知られているけど、Prologのデータが項であることはあまり強調されませんね。論理型言語であることが表に出過ぎるせいかもしれ…