このブログの更新は Twitterアカウント @m_hiyama で通知されます。
Follow @m_hiyama

メールでのご連絡は hiyama{at}chimaira{dot}org まで。

はじめてのメールはスパムと判定されることがあります。最初は、信頼されているドメインから差し障りのない文面を送っていただけると、スパムと判定されにくいと思います。

参照用 記事

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ベイズ確率論、ジェイコブス達の新しい風

バート・ジェイコブスとコラボレーター達は、現状のベイズ確率論で使われている概念・用語・記法とは異なる、完全に新しい概念・用語・記法を提案しています。悪しき風習やしがらみを断ち切って、理論をリフォーミュレートしたのです。従来のやり方に慣れて…

フランツによる統計的独立性の定義

「統計的独立性と線形独立性を共通に語ることは出来るのか?」では、シンプソン〈Alex Simpson〉による独立性構造を紹介しました。シンプソンの独立性は、かなり広い範囲の“独立性”概念をカバーするものです。もうひとつの独立性であるフランツ〈Uwe Franz〉…

統計的独立性と線形独立性を共通に語ることは出来るのか?

統計的独立性は確率・統計において重要な概念です。「独立」という言葉は色々な分野で使われます。おそらく一番お馴染みな独立性は、統計的独立性ではなくて線形独立性でしょう。単語として「独立」が使われているからといって、統計的独立性と線形独立性が…

随伴系の二重圏

ひとつ前の記事「随伴系の圏の多様性」にて: 1AdjL(Cat)(あるいは、1AdjR(Cat))だけでも、モナド/コモナドを調べる道具に使えます。が、やはり随伴系の二重圏が欲しい。というわけで、随伴系の二重圏についても述べたいとは思っています(いつかわからん…

随伴系の圏の多様性

随伴系〈adjunction | adjoint system〉の全体を、圏に編成することができます。しかし、その編成の方法と出来上がる圏は実に様々です。この多様性を捨て去るのではなくて、多様性自体を主題にするのも面白いかもな、と思います。この記事は、モナド関連の話…

素粒子の質を作り変えよう

おおおおー、すげーな、これ。素粒子の質を作り変えるのかぁ。となると、加速器が必要でしょうね。例えば、CERN〈欧州原子核研究機構〉のLHC〈Large Hadron Collider | 大型ハドロン衝突型加速器〉は周長27kmの巨大施設。CERNといえば、最近(2019年1月)、…

松本さんはアイスクリームつくります

柔道の松本薫(元)選手、精悍な顔つきと俊敏な動きがとてもカッコよくて好きです。 松本薫(まつもと・かおり)さん、とんでもなくカッコイイ 2010年 柔道女子・松本薫選手 2012年 でも、現役は引退なんですね。次の目標の「アイスクリームつくります」もなん…

零項演算とは何か?

セミナーで受けた質問シリーズ(なのか?)、その3: 過去に何度も聞かれたことがある一般的な質問; 数の足し算・掛け算、集合の合併・共通部分などの演算に対して、オペランド(演算すべき対象物)が一つもないときどうなるのか?内容: オペランドが一つも…

三段論法とは何か?

昨日に引き続き、セミナーで受けた質問で一般的なものを; 「三段論法とは何ですか?」に答えておきます。内容: アリストテレスがやっていたヤツ モーダスポネンス カット アリストテレスがやっていたヤツ「三段論法」という言葉は、割とよく耳にしますが、…

論理式の集合とは何か?

セミナーで受けた質問ですが、一般的な話なので、応答をこちらに書きます。命題を形式化した構文的対象物が論理式です。この論理式の集合を正確に定義するとどうなるのか? という話です。内容: 用途と論理を決める 基本記号を全部挙げる 構文の定義 項の定…