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参照用 記事

この名前はなんて読むのだろう?

sumiiさんのダイアリーのなかで、IT Proの記事 - sumiiの日記 とかギリシャ人の名前 - sumiiの日記とか灯台下暗し - sumiiの日記とか、外国人名の読み(カタカナ書き)の話題が登場していますが、これ、難しいというか、結局本人にでも聞かないとわからないですよね。 -- 「ギョエテとは誰のことだ?とゲーテいい」とかなんとか、そんな川柳があったような(ゲーテの綴りはGoethe)。

商業誌の多くは、外国人名をカタカナ書きする規則なので、僕の雑誌記事では、わからなくても適当にカタカナ書きしています。普段でも、できるだけカタカナで書くようにしているのですが、間違っているケースが多そう。

例えば、線形論理の創始者Girard(Jean-Yves Girard; http://iml.univ-mrs.fr/~girard/)を、「ギラード」かと思ってましたが、「ジラー」のようです。これは、竹内外史さんがそう表記していたので間違いないでしょう。でも、時計のブランドGirard-Perregaux(http://www.girard-perregaux.ch/index_ja.aspx)だと「ジラール・ペルゴ」なんだよな(Perregauxが「ベルゴ」ってのも読めない)。

線形代数のJordan標準形は「ジョルダン」ですが、数理物理のJordan代数は「ヨルダン」と読むようです。それぞれ、Marie Ennemond Camille Jordan(たぶんフランスの人)とErnst Pascual Jordan(ドイツ人)という別人にちなんでいるので。

Kleeneは、だいたい「クリーネ」が定着してますが、「クリーン」のほうが原音に近いという説もあるしなぁ。悩んで結局Kleeneと書いたりする(首尾一貫してねーな>自分)。

最近困ったのは、「幼稚園児のための量子力学とその周辺」で出てきたBob Coecke。「ボブ」はいいとして、Coeckeはなんて読む? もうジェンジェン分かりません。([追記 date="2006-08-19"]Pieter Coecke van Aelst (1502-1550)というベルギーの芸術家がいるらしい。で、カタカナ表記は「ピエター・クック・ファン・アールスト」らしい。だから、"Coecke"は「クック」かもしれない。[/追記]

# ああ、それと、人名じゃないけど画像フォーマットのGIF、「ジフ」って言ってますか、「ギフ」って言ってますか? 僕は「ギフ」は「岐阜」みたいだから「ジフ」使ってますが、「ギフ」説もありますね。