「オネエさんがモナドを教えてあげようか」で言及したモナドおねえさんこと(←今、僕が勝手に付けた呼称)ユージェニア・チェン (Eugenia Cheng)と、ストリングおにいさんこと(←これも勝手に付けた呼称)サイモン・ウィラートン (Simon Willerton) が、The Catstersというユニットを作って、圏論関係講義のビデオをYouTubeにワッセワッセと投稿してます。
バエズによる紹介:October 14, 2007 "This Week's Finds in Mathematical Physics (Week 257)" http://math.ucr.edu/home/baez/week257.html より:
ユージェニア・チェンとサイモン・ウィラートンが、The Catstersというグループを作って、モナドやストリング図に関するビデオをYouTubeに投稿しているぞ! これは、テクノロジーをほんとに有意義に使っている素晴らしい例だね。
Eugenia Cheng and Simon Willerton have formed a little group called the Catsters - and under this name, they've put some videos about monads and string diagrams onto YouTube! This is a really great new use of technology.
"The Catsters" は、「圏論衆」とか「圏者連」とか、そんな感じでしょう、たぶん。
- Catstersのページ http://www.youtube.com/user/TheCatsters
Catstersのビデオは次で一覧できます。
そのうちのいくつかはプレイリストとしてまとめてあります。
ウィラートンは3次元ストリング図の使い手で、彼の論文"A diagrammatic approach to Hopf monads"にあった絵をラムダセミナーで(単なる飾りとして)引用させていただきました。
"String diagrams, adjunctions and monads"を見ると、ウィラートンは、絵を「右から左、下から上」で統一しているようです。テキスト記法と通常の絵の順序が逆であることへの対処として、ウィラートンは絵を普通とは逆に描く、という方法を採用したんですね。なるほど、これも有りでしょう(僕はテキストを左から右に統一する方法を使ってますが)。
それはそうと、Catstersのチェン女史映像を引用している "Monadic Transmutations" (by tom74730)というビデオがあります。
見てもしょうもないワケわからんビデオでした。次はtom74730さんが顔出しています。(って、見てるじゃねーか>自分)
All Evil comes form dualities ってセリフはちょっといいかも。