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参照用 記事

カン拡張の左右の憶え方をもうひとつ

ガーッ! また左と右が。カン拡張」では、左随伴関手と右随伴関手の左右と対応させて、左カン拡張と右カン拡張の左右を覚える方法を紹介しました。この方法の欠点は、左右を決定する道のりが長いことです。

別な方法を紹介します。まず、次の対応を丸暗記します。

  • 左右←→優劣

これは、次の2つの対応をまとめたものです。

  1. 左←→優
  2. 右←→劣

「左が優で、右が劣」と丸暗記です。優・劣を形容詞にした優拡張と劣拡張については「ガーッ! また左と右が。カン拡張」を見てください。

ここから先は次のようにして、左右の違いを導出します。「カン」は「最良」を意味する形容詞だと解釈します。

  1. 左が優
  2. 左拡張 = 優拡張
  3. カン = 最良 = 最小
  4. カン左拡張 = 最小優拡張
  5. 左カン拡張 = カン左拡張 = 最小優拡張

右に関しては:

  1. 右が劣
  2. 右拡張 = 劣拡張
  3. カン = 最良 = 最大
  4. カン右拡張 = 最大劣拡張
  5. 右カン拡張 = カン右拡張 = 最大劣拡張

無意味な「左・右」形容詞の記憶はほんとに大変!