「あー、これはぁ」「うはぁー、これじゃぁ」「ウギャー、やめてくれ」といったXML文書との出会いの後で僕は、結局はトンデモ・マークアップも許容すべきという境地に至りました。
事例を出せば:
タグ名にデータ
<寄せ書き> <田中>元気で行ってこい。</田中> <ミヨ子>おみやげ、忘れないでねぇ</ミヨ子> <!-- ... --> </寄せ書き>区切りタグ
<members>田中幸秀<and/>大垣美代子<and/><!-- ... --></members>
構造化(?)混合内容
<価格><税込み/>1280<円/></価格>
スポット・タグ
<p>彼のホームページ<spot id="fn1"/>は、... ... </p> <footnote target="fn1">「Webサイト」と言うべきかもしれない。</footnote>
オーバラップ・レンジ
<rangeStart name="a"/> ...<rangeStart name="b"/> ...<rangeEnd start="a"/> ...<rangeEnd start="b"/>
中途半端な生テキスト
<chapter id="hist"><title>歴史</title> この章では、我が鷹巣大山村の歴史について述べる。 <section><title>神話時代</title> <p>.... </p> ... </section> ... </chapter>
「何でダメなの?」に対して、僕は説得的な説明ができません。「お行儀が悪い」では躾と慣習のハナシだし、「処理がしにくい」は言い訳っぽいし。それが便利だと思えて、それに弊害がないなら、使って悪い理由は見いだせない、だったら使えるようにしたほうがいいのじゃなかろうか、と思うのです。