openlimitさんにトラックバックいただいたので、たどってそのエントリーを読んでみました。専門用語が多くて門外漢の僕にはよく分かりません。それでも、
この症例から指と数の表象とが深く関係(少なくとも場所は近いか同じ?)で、
抽象化するときに同じような経路を使っているのかもしれない。
数をcodingするときに身体から切り離せないということかな。
心理学では、たとえ数をことばで表現できなくとも、
それに相当する行動や反応を示す場合には数を認知できると考える
とか、このあたりは納得できる気がしました。
子供の数量認知の文脈でのことかも知れないのですが、これは大人、つうか僕自身に当てはまりますね。抽象的概念を理解しようとするときでも、僕は、視覚的イメージや身体行為と結びつけないとうまくいきません。イメージ/行為では理解した気分になっていても、言語・記号的表現で書き下したり計算したりすることができないこともしばしばです。
言語や記号による表現や操作のトレーニングが不足している結果だろうと思います。いまさら後悔してもしょうがないし、他に方法がないので、いまでも手指を動かしたり絵を描いたり、、。人間の認知のメカニズムに身体とのリンクが組み込まれているなら、大人になっても体を使う方法は、まーそんな悪くはないのかもしれません。