2005-05-25から1日間の記事一覧
随分と長々と書いてしまったなぁー。昨日、今日の日記の内容を整理して、記事にしてキマイラ・サイトに置いたほうがいいだろうな、参照の便宜を考えても。が、一度書いてしまうと、それをまとめ直すって、けっこうに苦しい作業になる(苦笑)。
僕が昨日「文化圏」と呼んだものは、「意味モデル(の体系)を共有するコミュニティ」だと言い換えてもいいですね。ほんとの意味モデルの記述は、自然言語にたよらざるを得ないでしょうが、データ構造モデルと構文モデルはある程度は形式的な記述ができるだ…
まー、XML-DTDの#PCDATAという記法/概念は、まったく使い物にならないシロモノなんだよね。代替として1文字を表す#charを出したけど、もう1つの代替として#dataという記号を導入しましょう。#dataは、内容に含まれる極大な文字列とマッチします(DOMのノー…
先に挙げたpriceの例より、次のマークアップのほうがいいような気がしませんか?priceの例2: <price><value>2300</value><unit>JPY</unit></price>この、「いいような気がする」根拠は、こっちのほうがデータ構造モデルとの対応が直接的だからです。データ構造モデルを擬似コードで示せば、こ…
pの内容に関するデータ構造モデルは、昨日の「テキストバッファの文化圏」で述べたようなバッファ・モデルでしょう。基本単位(アトム)は文字または要素であり、文字単位でのアドレッシングとオペレーションをサポートすべきです*1。構文的にも、(#PCDATA|b…
昨日挙げた2つの例を、「pの例」、「priceの例」として引用します。(ただし、通貨記号はISO 4217のコードであるJPYに変更した。)pの例: <p>これ<br/>とても<em>重要</em>。</p>priceの例: <price>2300<unit>JPY</unit></price>これらの構文モデルを、DTDの記法で書けば次のようになるでしょう。 pの例: (#…
(昨日の続き、みたいなもの)XML-DTDの内容モデルとは、ありていに言ってしまえば、正規表現の一方言に過ぎません。このような意味で「モデル」という語を使うのは異例の用語法です(SGML由来の用語はだいたい奇妙なんだけどね)。でも僕は、ずっと「内容モ…