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参照用 記事

それで、事実はどうなの!

世の中は不確かです。それは致し方ないことでしょう。でもね、伝聞や憶測を積み重ねると、事実とはまったく違う、おそろしく無根拠な幻影が生み出されたりします。最近、幻影システムに遭遇して少し調べてみたんですが、事実(ファクト)ではない想定や思いこみの連鎖により、砂上の、いや空中の楼閣(実体はなし)が出来上がっていたようです。

詳細はともかく(詳細を明かすもんでもないし)、次のような言明には注意すべし、と警告はしておきます。

  • 「…はサポート予定です。」 -- 現在はサポートされていない、という意味。
  • 「…の企画はあります。」 -- 何もやってない/やる気もない、という意味。
  • 「…とAさんは言ってましたが。」 -- Aさんが言っていたのは事実だとして、その内容が正しい保証はないし、ましてやこの発言者本人(伝聞を述べている人)はなんらの責任を持たない。
  • 「メニューにあるから、たぶんできると思います。」 -- メニュー(GUI)上に存在しても、それがダミー/スタブであり、機能はカラッポのこともある。
  • 「原理的にはできるはずです。」 -- 現実的にはできない、という意味。
  • 「…の件はB社に任せてあります。」 -- 間接伝聞の発言と同様。B社が何をやっているかわからない。
  • 「設計書はあります。」 -- 文書が存在しても、それが事実と一致している保証はない。ほとんど常に一致してない。
  • 「C社の製品なら信頼できると思います。」 -- そのC社は吸収合併され、もとC社製品のサポートは中止されている。
  • 「将来に備えてやりました。」 -- 余計なことをやった。
  • 「…のエキスパートが設計してます。」 -- 入社2年目の社員の名刺が「エキスパート」(とか、そのたぐいの肩書き)だったりするよ。