11月に入ると街はクリスマス一色、って、それ、リードタイム取り過ぎだろうよ。
それはともかく、表題の「彼」はウチの長男です。小学生、しかも低学年とは呼べない年齢ですが、今年もサンタさんのプレゼントを楽しみにしてます。
ウチの長男も、5歳くらいのとき、サンタさんの存在を疑ったようです。その理由はまーありきたりで:
- ウチには煙突なんてないのに、どこから入るの?
- 世界中には子供がいっぱいいるのに、一晩で配り終わるの?
- 僕(子供)が欲しいものがなんでわかるの?
当然の疑問だし、これで「サンタさんなんて、いないんだ」と思ってもしょうがないだろうと、僕(父親)も思っていました。
ところが、クリスマスに近いある日、クロネコヤマトのお兄さんが(たぶん冗談半分で)「クリスマスの夜はサンタさんの手伝いをしなくちゃいけないから忙しいんだ」と言ったのです。長男はこの言葉は信じたようです。そして、「なぜ一晩で配り終わるのか?」に対しては納得いく解答を見いだしたようです -- つまり、クロネコヤマトが配達を代行する、ということで。
それに尾ヒレを付けたのは僕(父親)です;
フィンランドに住むというサンタクロースは、世界的な秘密結社のボスなんだよ。見ての通りのオジイサンだから、今では自分でプレゼントは配ってないよ。むかーし若かった頃は、ラップランド・ローカルには自分で配達までしていたそうだが、組織が巨大化したからね。配達は各国の宅配業者に委託しているんだ。日本ではクロネコだね。
各国に支部があるんだが、スタッフ達は日夜子供の行動調査をしている。1年間、秘密裏に調査した結果が11月くらいからコンピュータ処理されて、最適なプレゼントが計算されるんだよ。この作業はフィンランドの本部で行われる。12月にはプレゼントの調達と配送の準備に入るね。
煙突やトナカイ? あれは作り話だね。××君(弟)みたいな小さい子には難しいだろう、秘密結社とかコンピュータ処理とか… だから、××君にはクロネコのお兄さんが夜遅く配達していることは内緒だよ、大きくなったら××君にもわかることだからね。
なんか、18歳くらいまでは信じていそうな勢いなんですけど。