このブログの更新は Twitterアカウント @m_hiyama で通知されます。
Follow @m_hiyama

メールでのご連絡は hiyama{at}chimaira{dot}org まで。

はじめてのメールはスパムと判定されることがあります。最初は、信頼されているドメインから差し障りのない文面を送っていただけると、スパムと判定されにくいと思います。

参照用 記事

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

不動点理論と対角自然性(dinaturality)

土曜日(2013-09-28)に書いた「トレースのタイトニングが自然変換であること」において、トレースのタイトニング公式と不動点に関するタイトニング類似の公式が、ある自然変換の自然性(naturality)の記述であることを示しました。不動点演算子の公理には…

トレースのタイトニングが自然変換であること

以下の絵は、新しいスタイルのトレース付き圏(トレース付きバランス圏とその特殊化)の公理を表しています。(長谷川真人さんの "On Traced Monoidal Closed Categories", 28 November 2007 より、「トレース付きモノイド圏の新しい定義」から再掲。)ここ…

Chrome(本体は濡れ衣)での検索ボックスへの入力が極度に不快

このダイアリーの一番上にある検索ボックスなんですが、Chromeだと、バックスペースキーとか空白キーが奪われてしまって、めちゃくちゃ不愉快なんですけど。なんか便利になる機能が追加されたんでしょうが、その機能も利便性も僕はよく知らない。バックスペ…

命題をモデル論的にチェックする方法 (たぶん前半)

論理に「タブローの方法」というものがあります。しばしば、「タブローにより“証明する”」という言い方がされます。しかしT先生によれば、タブローの方法は証明じゃない、と。何をもって「証明」というかがハッキリしてるわけでもないですが、僕の感覚(厳密…

予定: クリーネスター・圏論・計算の離散力学

「物理と情報と幾何のインフォーマルかもな勉強会 @渋谷」より: 僕(檜山)も「クリーネスター・圏論・計算の離散力学」というお題でナニカしゃべります。内容が固まったら、案内に書いてあるより詳しいことを書くつもりです。 以下に「より詳しいこと」を…

物理と情報と幾何のインフォーマルかもな勉強会 @渋谷

10月13日(日曜)に渋谷で、http://d.hatena.ne.jp/hiroki_f/20131013/1378387543 で告知されているとおり、次のイベントがあります。 第三回 物理と情報と幾何のインフォーマルかもな勉強会 僕(檜山)も「クリーネスター・圏論・計算の離散力学」というお題…

はてなダイアリーのダウンロード・データの処理:エントリーに分割

はてなダイアリーのダウンロード・データ 続・はてなダイアリーのダウンロード・データ これらの記事の続き。XMLパージングブログデータをXML形式でダウンロードしたので、とりあずはXMLパーサーに食わせてみます。ここで早速に問題発生。 ExpatError: not w…

これはひどいWeb広告だ

いまさっきのこと。とあるページを開くと、「リクルートのタウンワーク」CMの動画が再生されだしたので、「ウルサイ」と思ってストップボタンを押すと、なんとですね、マウスホバーを検出していきなりgoogleの「+1」ボタンに変わるんですよ。僕は意図せずに…

続・はてなダイアリーのダウンロード・データ

MT形式については次に書いてありますが、自然言語のみの記述なんでイマイチ厳密性に欠けますなー。 http://www.movabletype.jp/documentation/appendices/import-export-format.html セマンティクスでも、CATEGORY:とTAGS:の使い分けがわかりません。はてな…

はてなダイアリーのダウンロード・データ

ブログは、ちょっとずつ書いてはストックしていくには便利なツールですが、書いたものを整理して取りまとめるのは大変です。僕の場合、今日の時点でこの「キマイラ飼育記」が、 記事を書いた日数 1827日 「メモ編」が、 記事を書いた日数 1118日 で、これを…

MongoDBのmongoimportでハマった:変なJSON形式

MongoDBにデータを入れるために、mongoimportというコマンドがあります。使ってみることにしました。コマンドラインには、データベース名、コレクション名、ファイルの形式、ファイルを指定します。JSON形式のファイルからコレクションにデータをインポート…

foldrとfoldl

リスト処理の高階関数にfoldrとfoldlがあります。その引数仕様は次のように書けます。 foldr(list, fun, val) foldl(list, fun, val) ここで、listはリスト、funは2引数の関数、valは“初期値”となる値です。型をちゃんと書くと次のようにうるさいことになり…

なぜか「デシリットル問題」に反響が

えっ? なに?たわいもない会話を記しただけのエントリー「デシリットル問題」に、コメント、スター、ブックマークがいっぱい。最近では珍しくなったトラックバックまで来てる。デシリットル(dL)を小学校で教える意味は、みなさん気になっていたのでしょ…

デシリットル問題

長男:「おとうさん*1、デシリットルって習った?」父親:「あー、習ったよ」長男:「俺も習った。けどさ、デシリットルって見たことないんだよね。おとうさんは使う?」父親:「リットル、ミリリットル、キロリットルは使うけどなー …」長男:「デシリット…

ラムダ計算について2013年に思うこと

「アリティ付きフラット・ラムダ計算」の記事を書いてみて思ったことを述べます、まったくの雑感です。ラムダ計算、特に型なしラムダ計算って、適用とラムダ抽象だけでほんとに何でも出来ちゃうんですよね。極端にシンプルな機構であっても万能になるので、…

アリティ付きフラット・ラムダ計算 (2):モジュールの概要

「アリティ付きフラット・ラムダ計算 (1)」において、 アリティ付きラムダ計算は、通常のラムダ計算のサブセットというよりは、なにか別な世界を形成するように思えます。 と言いました。「なにか別な世界」がどんな世界なのかはそれほどハッキリしてません…

アリティ付きフラット・ラムダ計算 (1)

ラムダ計算の特徴のひとつは、容易に高階関数が定義できることです。例えば、λf.λx.(f x) と書けば、applyを定義したことになります。高階関数とカリー化を使えば、多変数関数を考える必要はありません。f(x, y) の代わりに (f x) y と書けます(丸括弧を省…