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参照用 記事

人は、できるだけ安く買うことと、自分の評価を伝えることのどちらを選ぶだろう

引き続き、個人デジタル出版のことを考えてます。必ずしも個人じゃなくてもいいのですけど、デジタルでダウンロード可能にはこだわることにします。

僕は紙の本も嫌いじゃないし、紙のメリットもわかるんだけど、なにしろ重いしかさばるし、検索や引用にも不便だしと、そこらへんはデジタルデータにしたい理由になります。それと、紙の商業出版ではニッチな分野をカバーできないですしね。

以前に挙げた「書籍風デジタルコンテンツに要求する条件」のなかで、次のことは紙では難しいから、デジタルコンテンツの優位な点になると思います。

  • レビュー、フィードバックができる、それを誰でも見られる
  • バージョンアップ/メンテナンスのサポートが付く

レビュー/フィードバックなのですが、価格とリンクするようにしたらどうでしょうか? 例えば、読者が5段階で評価するとします。

評価 意味 定価への乗数
買うべきじゃなかった 80%
☆☆ 少し期待はずれだった 90%
☆☆☆ 価格相応の内容だと思う 100%
☆☆☆☆ 期待以上によかった 110%
☆☆☆☆☆ 素晴らしい! 120%

それで、例えば購入後2週間後に読者が評価して、上の表の乗数を定価に掛けた値段が最終的な価格になると。例えば、3,000円のコンテンツなら、2,400円から3,600円の幅が出るわけです。

えーえー、もちろん、もちろん -- 読者=購買者が安く買おうとして、みんな☆しか付けなくて、著者・出版者は経済的にも精神的にもダメージを受けて意気消沈、って筋書きは予想できるんだけど。ほんとにそういうことになってしまうのかな? 3,000円なら上下する幅は600円程度だから、正直に自分の評価(それが☆のときもあるだろうが)を伝えるほうを選ぶ人のほうが多かったりしないだろうか。

[追記]そういえば昔、「意味ねーんじゃねーの、楽天レビュー」で、誉めるレビューばっかりでショーモナイとか言ったのだった。これはポイント貰えるから誉めるってことらしいけど、同じ道理で「安くなるからけなす」ってなっちゃうのだろうか。ムー。[/追記]