YouTubeのとある広告でタイトルのごとく言っているように聞こえる。が、商品のWebサイトには「ロレックスの時計」だとは一言も書いてない。広告内でアナウンスしている文言は次のよう。
- ロレックスの公式オンライン年末セールが始まりました。(これは本当かも知れない)
- これ(映像あり)は、ロレックスの代表的な腕時計です。(本当だろう)
- この時計(映像あり)が今なら5,880円で買えます。(えっ?)
Webサイトによると、2点なら7,580円なので、一点あたり3,790円。
上記箇条書き項目の 1, 2 は、ロレックスの話をしていて、特にウソはついてない。箇条書き項目 2 で映される時計は実際にロレックスの代表的な高級腕時計のようだ。
箇条書き項目 3 は、実は話が変わる。まったく変わる。話が変わったことを分かるように書くならば次のよう。
- ところで、話はまったく変わりますが、ウチも腕時計売ってます。ロレックスじゃないけど、ロレックスに似せたこの腕時計(映像あり)です。ちなみに、さっきの本物とは全然違うものです、似せてるけどパチモンです。このパチモンが今なら5,880円で買えます、ロレックスのセールとはなんも関係ないけど。
よく見ると、売り物である時計のロゴは ROIEX (ロイエクス)で、最初に出た本物のロゴ ROLEX とは違う。左の ROLEX を終始話題にしていて、売り物は右の ROIEX 。左右二分割でわかりやすいが、右(パチモン)はほぼ静止画で、目線を左(本物)に誘導するように作られている。
同じ手口で、左が CITIZEN(シチズン)で、右は売り物の CITIEZN(シチエズン)。