- 順序言語 : 順序が入っているアルファベットから生成される言語の基本的な性質
この記事は、一般論なので、これだけではあまり面白くないかもしれません。「折れ線の例」に書いた問題に適用すると、その効能がハッキリするので、近いうちにそのことを書く予定です。
“折れ線の問題”をクリアにするには、順序言語に関連して、正規表現を少しだけ拡張し、その拡張した表現を普通の正規表現に還元する方法も示す必要があります。その具体的なアルゴリズムも、やはり近々述べます。
折れ線の例には、数多くの、そしてそれぞれに根が深い問題が含まれています。この例から、随分といろいろな方向に話を拡げることができます。例えば、XMLに都合がいい型システムは、プログラミング言語(特にオブジェクト指向言語)の型システムとは宿命的に相性が悪いという“事実”の、理由/根拠を示すことができます。