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参照用 記事

ストリング図と因子グラフ

f:X×Y→Z という関数〈写像〉をストリング図で表すと、次のようになります。描画方向は上から下で、関数のノードは四角です。

*1

とあるコミュニティーでは、次のような図を因子グラフ〈factor graph〉と呼ぶようです。ストリング図と同様、描画方向を前もって決めて矢印を省略することもあります。

*2

丸いノードは無駄だと思うんですが、丸のなかに変数宣言を書けば:

*3

これは次の2つの情報を一度に表しています。

  1. f:X×Y→Z
  2. z = f(x, y)

二番目のほうは関数の古典的な表し方です。引数変数と戻り値変数と等号を使うこの表し方は、マズイ点(例えば、アルファ変換で破綻する)もあるのですが根強く使われています。因子グラフは、古典的な記法の図式表現ということなのでしょう。