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参照用 記事

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Scilabの演算子オーバーロード

Scilabでは演算子オーバーロードができます。そのメカニズムは原始的ですが、素朴で分かりやすいとも言えます。Scilabに興味がなくても、オーバーロードに興味がある方には面白い話だと思います。Scilabはたくさんの演算子記号を持っています。それらの演算…

Scilabで行列計算をしてみる

今までR言語で行列計算してたんですが、Scilabに替えてみました。行列計算に限れば、Scilabのほうがずっと使い勝手がいいです。内容: R言語には不満が募ってきた Scilab Scilabコンソール 行列計算をはじめる 行列のブロック操作と寸法 成分と部分行列の取…

無料で入手できる本格的(紙なら高額)な理数系専門書15選 第2回(2017年春)

去年・2016年の夏に、「無料で入手できる本格的(紙なら高額)な理数系専門書15選」という記事でインターネットから入手可能な専門書を15冊紹介しました。出版されている書籍と同じ内容のPDFファイルやHTMLページがインターネットに公開されている例は意外と…

型付きラムダ計算 構文論 再入門 2/2: カリー/ハワード対応のために

「型付きラムダ計算 構文論 再入門 1/2: カリー/ハワード対応のために」の続きです。前回 1/2 の内容: 予備知識と参考資料 大きなラムダ計算とは何か 概要と目標 集合と写像に関する基礎的事項 型システム 今回 2/2 の内容: 疑似ラムダ項の構文 ラムダ項…

型付きラムダ計算 構文論 再入門 1/2: カリー/ハワード対応のために

「カリー/ハワード対応への障壁」において、カリー/ハワード対応(Curry-Howard correspondence/isomorphism)をうまく説明するのは難しい、という話をしました。その記事の最後の一言は: いまだベストと思える説明に届かず。 その後も、ベスト(に近い)…

よくあるタイポ

キーボードで文字を書くと、余分な打鍵が発生して重複した2文字になることがあります。日本語だと、1文字2打鍵なので、それほど起こらないように思えますが、そうでもない。僕のダイアリー内で「をを」「とと」「のの」を探したらけっこうありました。「とと…

ヤコビ微分圏: はじまり

CADG(Categorical Abstract Differential Geometry)の練習問題として、ヤコビ微分圏というモノを考えてます。ヤコビ微分圏は、通常の多変数微分計算のエッセンスを圏論的に取り出したものです。ヤコビ微分圏を考えるに至った動機やご利益について語ります…

圏論的コンストラクタと圏論的オペレータ: 関手性・自然性の呪縛からの脱却

圏論で関手と自然変換が重要なのは言うまでもありません。しかし、これらに拘り過ぎるのもマズイのではないか、と思います。プログラミングにおける型構成子や総称関数は、関手・自然変換に対応しないことがままあります。トレースや不動点オペレータは、関…

天空の支配者

「上空にいる足し算の親玉を捕まえる」で次のように書きました。 雰囲気的に言うと、地上の圏Cの足し算構造を、上空にあるメタ圏内のただひとつの代数系が支配していることになります。 この「上空にいる親玉」を、もっと小洒落た呼び方をしたい、と。で、「…