一時、([追記]: ブラウザ技術とは別の)リッチクライアント技術が少し盛り上がりました。例えば、Curlには僕も注目と期待をしていました。が、どうもブラウザベースのRIA(Rich Internet Application)側に振り子はゆれ戻っているようです。ここでブラウザベース(browser-based)とは、独自世界を作らずに、Webブラウザの持つ機能の内で実現するってことです。
新しい技術や代替手段を待つことなく、既存の(けっこうダサイ)技術でやってしまえっ、という感じ。Ajaxはその典型でしょう。僕は、このての発想に心情的には納得できないものがあるんだけど、時代の流れに棹さしてもしょうがない*1。
実際、「既存技術でも、やれること/面白いことはいくらでもあるんだぜぇー」ということを示したのが、Google、Amazon、そして「はてな」などの広義のWebサービス屋さんなわけで、流れと勢いは彼らへと向いている(あるいは、彼らが流れを作っている)ようです。
この構図のなかでは、クライアントサイドのプログラミング言語といえばJavaScriptってことになるんでしょう(たぶん)。これは、「Webページに動きを入れる」というレベルではなくて、ブラウザというプラットフォーム上のアプリケーション(のクランアトサイド)実装言語としてJavaScriptを考える、ってことです。
そこで、世間に迎合しがちな僕は、JavaScriptを調べてみたってわけね(昨日と今日の投稿)。JavaScriptは、強力な汎用言語とは言えないけど、予想してたほどに非力ではない、というのが僕の印象。JavaScript 2.0とE4Xをマージしたような言語に進化すれば、掛け値なしに「強力な汎用言語」に変貌する予感もありますしね。
まっ、ショートターム(5年くらい(笑))ソリューションとしては悪くないでしょう。だから尻馬に乗ってみようかな。でもさ、10年先もこれじゃどうもね。もとから考え直す(foundational)アプローチも必要よ、やっぱり。
*1:[追記]ここの「流れに棹さす」は誤用ですね。「棹さす」に流れに逆らう意味はないようです。[/追記]