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参照用 記事

美しくない思い出:鍋焼きうどん編

一昨日のエントリー「ダウンした」で、「食中毒に似た症状の病気」と書いたけど、僕は実際に、食中毒(あるいは類似の状況)を何度か経験している。記憶に残っている一例を書こう。

若い頃、四畳半・風呂なし・トイレ台所共同の部屋に住んでいた。コンビニ(当時からセブンイレブンはあった)で、アルミ容器にうどんと調理済みの具一式を詰め込んだ「鍋焼きうどん」なるものを見つけて買った。あたためるだけで食えるというシロモノ。

なんかの事情でこの鍋焼きうどんは食べなかったので、押し入れにしまった。僕は冷蔵庫を持っていなかったし、押し入れ以外に収納場所もないし。

さて、年末年始となり僕は帰省し、年明け早めに四畳半アパートに戻った。だが、まだ正月休みの飲食店が多くて、外食がままならない。そのとき思い出した。

「そうだ、去年買った鍋焼きうどんが押し入れの奧にある。」

「冬だし、密封されているし、熱を通すことだし」と、何の問題も感じずに僕は、そのアルミ容器を共同台所のコンロにかけた。グツグツと音がして、おいしそうな(実はあやしげな)湯気と匂いが立ちこめる。

それから、どうなったかって?

死ぬかと思ったよ! ほんとに。

その他、あやしげな人体実験をして腹を壊したり寝込んだことも何度かあるが、それはまた別な機会に書くかもしれない(書かないかもしれない)。