ソフトウェアについて考えていると、それは結局「人間が作り、人間が使うものである」ことに思い至る。まー、別に考えなくてもそんなことは当たり前ですが。
それで、コンピュータに比べて人間が劣っているところ/ダメなところを押さえておいて、ソコに注意しなくちゃならないのです。次のような事実を肝に銘じるわけね。
- 人間は誤解し、間違う。
- 人間は憶えられず、憶えても忘れる。
- 人間は複雑さに弱い。
これらの原則から、誤解や間違いを犯しにくい設計をするとか、間違っても悲惨なことにならない工夫をするとか、ルールや手順を少なくするとか、例外的事項を作らないとか、補完やヘルプを充実させるとか、要求を満たす範囲で可能なかぎり単純にするとか、余計な機能を付けないとか、そもそもソフトウェアを使わないとか、そんなことが導かれます。