2つのミニマムな解説とは:
- バエズの"Should know"
- レンスターの"Basic bicat"
書誌情報をちゃんと書けば以下のとおり。
- Title: Some Definitions Everyone Should Know
- Author: John C. Baez
- Date: May 13, 2010
- Pages: 6p
- URL: http://math.ucr.edu/home/baez/qg-winter2001/definitions.pdf
- Title: Basic Bicategories
- Author: Tom Leinster
- Date: 4 Oct 1998
- Pages: 11p
- URL: https://arxiv.org/abs/math/9810017
どちらもとにかく短いです。必要最小限で余計なことは何も書いてません。これだけで理解・納得するのはちとキビシイのは確か。
バエズ:
These make for rather dry reading
それら[の定義の羅列]は、かなり無味乾燥な読み物になります
レンスター:
No motivation or context is given
動機とか背景とかは何も書いてません
しかし、正確な定義を手っ取り早く知りたいときにはとても便利です。余計なことが書いてないから。
バエズの"Should know"の日付は May 13, 2010 と書かれていますが、これは最終変更日でしょう。2001年開催 "Quantum Gravity Seminar - Winter 2001" の付録資料のようです。レンスターの"Basic bicat"は、1998年5月に書かれて、9月に修正して10月に arXiv.org に投稿されたものです。
書かれたときから二十有余年が経過してますが、モノイド圏/双圏〈弱2-圏〉のコンサイスな解説としては最良なものだと思います。