まだコレで遊んでます(苦笑)。
id:m-hiyama:20050322で指摘した「まともなASTが生成されない」点ですが、構文記述を工夫すればある程度は改善できます。が、それも限界があるので、やはり手作業でASTを作るか、バージョン3βのAST transformations を使うしかないでしょうね。
さて、第三の問題点として指摘したいことは、文書(ドキュメンテーション)が少ないことです。主要な文書は、作者であるEtienne Gagnonの修士論文(1998)です。これは、概念を知るにはよいかもしれないけど、マニュアルや解説としては適切ではありません。
JavaCCでは、WebGainの時代*1から蓄積された、よく整備された文書群が存在します。それに、 Jakarta Velocityとか flute(W3CのCSSパーザー)とか、本格的な事例も参照できます。SableCCの場合、簡単なサンプル以外では、SableCCそれ自身くらいしか例が見付からない(本気で探せばあるかもしれないけど)。