このブログの更新は Twitterアカウント @m_hiyama で通知されます。
Follow @m_hiyama

メールでのご連絡は hiyama{at}chimaira{dot}org まで。

はじめてのメールはスパムと判定されることがあります。最初は、信頼されているドメインから差し障りのない文面を送っていただけると、スパムと判定されにくいと思います。

参照用 記事

さらにSableCC

まだコレで遊んでます(苦笑)。

id:m-hiyama:20050322で指摘した「まともなASTが生成されない」点ですが、構文記述を工夫すればある程度は改善できます。が、それも限界があるので、やはり手作業でASTを作るか、バージョン3βのAST transformations を使うしかないでしょうね。

さて、第三の問題点として指摘したいことは、文書(ドキュメンテーション)が少ないことです。主要な文書は、作者であるEtienne Gagnonの修士論文(1998)です。これは、概念を知るにはよいかもしれないけど、マニュアルや解説としては適切ではありません。

JavaCCでは、WebGainの時代*1から蓄積された、よく整備された文書群が存在します。それに、 Jakarta Velocityとか flute(W3CのCSSパーザー)とか、本格的な事例も参照できます。SableCCの場合、簡単なサンプル以外では、SableCCそれ自身くらいしか例が見付からない(本気で探せばあるかもしれないけど)。

*1:JavaCCは当初WebGainという会社から提供されていました。この会社、今は存在しません。