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ミルクティがミルクとティになった理由

「バナナの皮で滑る」ような、あまりにもベタに古典ギャグ漫画的で実際には起こりえないようなことが、起こってしまうこともあるんだよね。先日、レストランでミルクティを頼んだら、アイスミルクと紅茶が出てきた。

紛らわしいような言い方(例:「ミルク」と「ティ」のあいだを3秒あける)はしてないのに。まー、理由はだいたい察しが付く。子供と一緒だったから、ウエイトレスは事前に「大人一人と子供一人のドリンク・オーダーを受ける」かまえだったのだろう。

このかまえに対して「ミルク-(0.4秒以下)-ティ」というオーダーは、「子供にアイスミルク、大人に紅茶」と解釈されたのだと思う。川俣さんが、インターネットにおける文脈の欠落を問題にしているけど(例えば、ここらで)、件のウエイトレスさんは、文脈が過剰だったと言えるだろう。

インターネットにおいても、文脈の欠落だけでなく、文脈の過剰もあり得る気がする。その過剰な部分というのは、たいした根拠があるわけではなくて、「子供連れだからドリンクは2つ」と同様に浅薄な思いこみだったりするのだけど。本来の文脈が無視され、根拠薄弱な文脈が過剰に付加されるとなると、そりゃあ、コミュニケーションはむずかしいですぜ、だんな。