次男:「おとうさん、耳垢がたまっているねー」
父親:「そうお」
次男:「耳かきしてあげるよ」
父親:「おー、ありがとう。やってくれー」
次男:「… …(黙々と)」
父親:「イテッ、イテーよ」
次男:「… …(黙々と)」
父親:「おーい、ストーップ」
次男:「… …」
父親:「あのさ、君が小さいころ、耳かきすると『恐いよー、痛いよー』て泣いてたでしょ」
次男:「うん、耳かき嫌いだった」
父親:「だったら、奧まで入れたら恐くて痛いのわかるでしょ?」
次男:「わかるよ」
父親:「じゃ、もちょっとやさしくやってくれよ」
次男:「耳かきされるのは嫌いだったけど、するのはすっごい面白いね」
父親:「どのへんが?」
次男:「奧までつっこむと、おとうさんが痛がるところが」
アノナーー。……。展開が「白髪<しらが>」と似てる。