次男:「おとうさん、白髪<しらが>あるよ。抜いてあげようか」
父親:「なに言ってるんだよ、白髪抜いたら髪の毛なくなっちゃうよ」
次男:「違うよ、白髪の鼻毛」
父親:「えっ、鼻毛?」
次男:「うん、白い鼻毛」
父親:「それ、めちゃくちゃ格好悪いな」
次男:「かっこわるー。だから、抜いてあげる」
父親:「そうか、じゃ、たのむわ」
次男:「それ …」
父親:「イタタタタ、痛ーー」
次男:「んんーーっと」
父親:「アタ、タタタ、ちょっとやめ、やめー」
次男:「…」
父親:「痛いわ、もういい。後で自分で抜くから」
次男:「おにいちゃーん」
父親:「…?」
長男:「なんかよう?」
次男:「おとうさんのこと押さえといて」