このブログの更新は Twitterアカウント @m_hiyama で通知されます。
Follow @m_hiyama

メールでのご連絡は hiyama{at}chimaira{dot}org まで。

はじめてのメールはスパムと判定されることがあります。最初は、信頼されているドメインから差し障りのない文面を送っていただけると、スパムと判定されにくいと思います。

参照用 記事

アルコール・ハラスメント

今朝のNHKニュースでアルコール・ハラスメントの話題が出ていた。この時期、大学/会社の入学/入社のシーズンで飲酒による事故が起きやすいらしい。アルコール・ハラスメントとは、“イッキ”に代表されるような無理に飲酒を強いる行為だが、ニュースによると、明白な強要でなくても、飲まねばならない「場の雰囲気」も問題になるらしい。

僕が二十代のとき、比較的身近な範囲内で飲酒による死亡事故があった。また、ウィスキーの一気飲みにより救急車で運ばれ、その後も後遺症が残った人の話を聞く機会もあった。お酒で健康を害したり、命を失ったり … お酒が大好き・飲み過ぎでそうなるなら、まー「本人の責任でしょ」とも言えるが、アルコール・ハラスメントならそれは加害者が悪い。

僕はアルコールに強くないが、「場の雰囲気」に鈍感だし、感じても無視するし、強要には抵抗するし、そもそも人付き合いが悪いし、といった美徳を備えていたので、アルコール・ハラスメントとは無関係だった。が、「場の雰囲気」に敏感で、それを無視できず、強要に抵抗できない人も多いだろう。

この問題は、教育や周知の問題なのだと思う。明白な強要にしろ場の雰囲気にしろ、それが悪いとか加害-被害の関係が生じていると認識してない場合がほとんどで、悪意をもってすることは稀だろう。煙草を吸わない人の権利に関しては、随分と改善された(今では、喫煙者が可哀想な感じさえする)。同様に、お酒を飲まない(飲めない)人の権利がきちんと認知されれば、どうにもやるせない飲酒事故もなくなると期待できる。社会的なキャンペーンが必要だろうが、とりあえずは個人が意識して注意するだけでも違うと思うよ。