ここ2,3日、groovyをいじっていましたが、僕は特にgroovyに肩入れしているわけではありません。次の事情です。
概念の説明をするとき、擬似コードを使うことがあります。擬似コードの欠点は、なんといっても実行できないことですね。それで、“実行可能擬似コード”(ここで突っ込まないで)を探していたわけ。
実行可能擬似コードの条件は:
- トップレベルでいきなり文や式が書ける。
- 型宣言を省略可能。
- == と equals を区別するような必要がない。
- +, +=, << などを適宜オーパーロードできる。
- 代入文のセマンティクスが単純でシッカリしている。
- リテラルの表現力が強力。
- XMLデータも、まんまのリテラルで書ける。
- newが不要
一番最後は好みの問題が入りますが、僕はnewを書くのは面倒で嫌いです。
groovyは完全ではないにしろ、上の条件をまーまー満たしてます。XMLのリテラル表現に関しては、E4Xが圧倒的にまさってますが、総合的にはgroovyのほうが上でしょう。