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参照用 記事

XML適用/運用の原則(3):単純でわかりやすいところだけ使う

XML仕様はSGML仕様を劇的に単純化しましたが、それでもまだ複雑です。この複雑さにつきあう必要はありません。むしろ、積極的に単純なところだけを使ったほうがいいと思います。

ハナシが複雑になるだけでロクなもんじゃないと僕が思ってる点(要望)を挙げます。

  1. DOCTYPE宣言とDTDは削除すべきである。
  2. ユーザー定義の実体は削除すべきである。代わりに、定義済み文字実体を必要なだけ準備する(例: , α)
  3. コメント、CDATAセクション、実体参照は、テキストとしてのXMLソースにあってもいいが、パーズした後に残す必要はない。
  4. ただし、コメント、CDATAセクション、実体参照を忠実に残すパーザーを禁止はしない。すべてのパーザーにそのような保存を要求してはいけない、ということ。
  5. 空白処理とバリデーションは切り離すべきである。

現状で一番の頭痛の種は、 , αのような文字実体を使うためには、(正式には)DOCTYPE/DTDが必須になってしまうことです。しょうがないから、次のような必要悪DOCTYPE宣言でパーザーをなだめることになります。


<!DOCTYPE hoge [
<!ENTITY nbsp "&#160;" >
<!ENTITY alpha "&#945;" >
]>

もし、DOCTYPE/DTD関係(実体もこれに含まれる)がソックリなくなってくれたら、みんなハッピーになれると思いますよ。「こんなもん使わない」と決めるだけでも、随分と心が軽くなるでしょう。

XML適用/運用の原則、おしまい)