もう20年くらい前かな、日本コンピュータ協会って出版社があって、オレンジ色で値段が高い翻訳本のシリーズを出していました。いかにも“プログラミングの科学”って感じのラインナップだったような記憶があります。その日本コンピュータ協会、もう存在してないみたい。あのテの本じゃショーバイにならなかったのかな?
なんでこんなことを思い出したかというと、昨日のエントリーで書いた:
僕自身は、クロージャ=ラムダ式+環境 と思っていました。sumiiさんの言う「データ構造の一つ」に近い理解です。いつどこでそう思い込んだかは憶えていませんが、いずれにしても昔の話なので、「クロージャ」の意味が拡散する前のことでしょう。
「いつどこでだろう? おっ、このあたりかな」と古びた本『LISPの構造』(John Allen著)を引っ張り出したら、日本コンピュータ協会のコンピュータ・サイエンス研究書シリーズ(14)でした。原著1978、訳本1983だけど、内容は全然古びてないですね。