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参照用 記事

バタニンの球複体 絵の説明

以下は、「とりあえず導入」内の絵とまったく同じで冗長ですが、再掲。絵の説明をここでします。

これ(↑)は、次の等式が成立する例です。

  1. dom(dom(α)) = dom(cod(α))
  2. cod(dom(α)) = cod(cod(α))


dom(dom(α))
= dom(f)
= A
dom(cod(α))
= dom(g)
= A

cod(dom(α))
= cod(f)
= B
cod(cod(α))
= cod(g)
= B

これ(↑)は球複体の例。基本となる構成要素は:

  1. 0次元の点 A, B
  2. 1次元の矢印 f, g
  3. 2次元の面 α, β
  4. 3次元の球体 Φ

ただし、退化した1次元セルid(A)、退化した2次元セルid(id(A))などがあるので、退化した構成要素も含めると:

  1. 0次元セル A, B
  2. 1次元セル id(A), id(B), f, g
  3. 2次元セル id(id(A)), id(id(B)), id(f), id(g), α, β
  4. 3次元セル id(id(id(A))), id(id(id(B))), id(id(f)), id(id(g)), id(α), id(β), Φ

図では一部省略してあります。

赤の矢印がdomとcodです。「d」がdomの目印、「c」がcodの目印です。全部書き下すと:

  1. dom2←3(Φ) = α, cod2←3(Φ) = β
  2. dom1←2(α) = f, cod1←2(α) = g
  3. dom1←2(β) = f, cod1←2(β) = g
  4. dom0←1(f) = A, cod1←2(f) = B
  5. dom0←1(g) = A, cod1←2(g) = B

青い矢印は、すべてidです。cod(id(id(B))) とか dom(id(f)) などは、cod, dom, id間の関係式を使って計算できます。