以下は、「とりあえず導入」内の絵とまったく同じで冗長ですが、再掲。絵の説明をここでします。
これ(↑)は、次の等式が成立する例です。
dom(dom(α))
= dom(f)
= A
dom(cod(α))
= dom(g)
= A
これ(↑)は球複体の例。基本となる構成要素は:
- 0次元の点 A, B
- 1次元の矢印 f, g
- 2次元の面 α, β
- 3次元の球体 Φ
ただし、退化した1次元セルid(A)、退化した2次元セルid(id(A))などがあるので、退化した構成要素も含めると:
- 0次元セル A, B
- 1次元セル id(A), id(B), f, g
- 2次元セル id(id(A)), id(id(B)), id(f), id(g), α, β
- 3次元セル id(id(id(A))), id(id(id(B))), id(id(f)), id(id(g)), id(α), id(β), Φ
図では一部省略してあります。
赤の矢印がdomとcodです。「d」がdomの目印、「c」がcodの目印です。全部書き下すと:
- dom2←3(Φ) = α, cod2←3(Φ) = β
- dom1←2(α) = f, cod1←2(α) = g
- dom1←2(β) = f, cod1←2(β) = g
- dom0←1(f) = A, cod1←2(f) = B
- dom0←1(g) = A, cod1←2(g) = B
青い矢印は、すべてidです。cod(id(id(B))) とか dom(id(f)) などは、cod, dom, id間の関係式を使って計算できます。