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参照用 記事

ホモトピー・ラムダ計算とホモトピー型理論

計算科学やソフトウェア工学で次に流行るもの、それはホモトピーでしょう。

そのキザシがありましたよ、先日。id:ranhaさんと僕(檜山)が、同時刻に別な文脈で偶然にもホモトピーの話をしていた、と。ranhaさんにいたっては、なんだかワケワカンナイ挿絵いっぱいのホモトピー本まで持参するというありさま。それのどこがキザシなのか? と。いや、まー、特に根拠はないです。言ってみただけ。

2年以上前ですが「ラムダ計算とスノーグローブ現象:oto-oto-otoさんの疑問に答える」において、ヴォエヴォドスキーのホモトピーラムダ計算に触れたことがあります。ジョン・バエズなども注目していたようですが、当時目にした(できた)資料は次だけ。

"A very short"と言ってるくらいですから、短くて何を言いたいかサッパリわからない。まー、長くても僕にはわからんでしょうが。

次はヴォエヴォドスキーの型理論

これもメモ書きでよくわからない。このノートだったか他だったか覚えてないのですが、ヴォエヴォドスキーは「ブロッホ・加藤(Bloch-Kato)予想も多少は解けたから、代数幾何はもういいや。次は計算機でもやるべー。型理論おもしろそうだしな」みたいな(あくまでも「みたいな」)ことを書いてました。

で、僕はホモトピーラムダ計算/ホモトピー型理論のことはしばらく忘れていたのですが、スティーブ・アウディの比較的読みやすい解説論文を見つけて「これは面白いかもな、これはスゴイことなのかもな」と思うようになりました。

上記の論文は、The Univalent Foundationsプロジェクトの一環として書かれたモノのようです。

アウディは、他にもホモトピー型理論関係の論文をいくつか書いています(僕は読んでませんけど)。

論理の関係ですが、アウディさんは日本語の論文もあります。

そいえば、アブラムスキー一派のダンカンも計算とホモトピーを扱っていたような。確かに、シーケント計算はホモトピーっぽいですね。

ヴォエヴォドスキー本人がなにか書いてくれるといいんですが、いまのところ彼自身による解説はないようです。