「ブログで儲けよう」とか「ブログのコンサルします」とか謳う“プロブロガー”なる人がいるのは知ってますし、そういう方のお名前(固有名詞)も2,3人なら出せます。
僕でも知っているような有名プロブロガーではないですが、ブログコンサルらしきことを行っている現場に偶然出くわしました。昨日・日曜の夕刻、僕は待ち時間が生じて渋谷警察署近くのカフェ・ド・クリエ渋谷3丁目店の奧まった席に座りました。隣に向かい合わせで座っていた男女; 女性がコンサルを受ける側、男性がコンサルをする側でのコンサルティング中のようです。わたしゃ、聞き耳を立ててしまいましたよ。
女性はおそらく20代のブログ初心者。雑記ブログを始めたばかりで3記事投稿(ブログサービス/システムは不明)。男性は20代後半か30代。50人ほどを相手にブログコンサルの経験があり、彼に会いに九州から上京するファンもいるそうです(本人談)。
さて、彼のアドバイスの内容ですが、お白湯にゴハン粒を数粒入れて、お粥だよと出されたような薄さでした。実質的内容は:
- 継続しないとダメだよ。
- 文章の書き方は気を使ったほうがいいよ。
- SEOは習ったほうがいいよ。
- デザインは最初から凝る必要はないよ(彼女の不安に応えて)。
僕が耳にしたのは全体の一部なので、「その範囲内では」と断りを入れますが; どうしたら継続できるのか、文章に関する具体的な指摘、今すぐできるSEOは何かなどはまったく含まれません。代わりに、ナントカさんのセミナーに行ったとか、カントカさんと知り合いだとか、人名がイッパイ出てきました。僕が知っている人は一人もいませんでした(僕が無知なので、著名な方が含まれていたのかも知れません)。それと、20世紀由来のカタカナ語が頻出:「マーケティング」、「マネジメント」、「コラボレーション」、「パートナー」とかね。もちろん、「コンサル」も。
プログのコンサルでもその他のコンサルでも、別に反対はしません。反対する根拠は何もないですから。でもねー、ああいうのじゃ中身なさ過ぎ! -- お茶を飲みながらそのテの話題で楽しくオシャベリしていただけかも知れませんから、余計なお世話ではありますが。