今日書いた記事「米田、米田、米田」のジョーク "all theorems are Yoneda." に関して検索しているときGoogleブックス検索で見つかったのが次の本 "Encyclopedia of Humor Studies":
- 作者: Attardo
- 出版社/メーカー: SAGE Publications, Inc
- 発売日: 2014/05/01
- メディア: ハードカバー
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この本の "Mathematical Humor" の項目に、「象を冷蔵庫に入れるには?」("How to put an elephant into a refrigerator")という質問に対して、各分野の数学者が答えるというジョークがあるらしいです。
- Real Analyst (実解析)
- Differential Geometer (微分幾何)
- Set Theoritic Geometer (集合論的幾何)
- Algebraist (代数)
- Topologist (トポロジー)
- Geometer (幾何)
- Complex Analyst (複素解析)
- Probabilist (確率)
- Combinatorist (組合せ論)
- Statistician (統計)
- Logician (論理)
- Category Theorist (圏論)
- Experimental Mathematician (実験数学)
- Set Theorist (集合論)
笑えそうなのだけピックアップすると:
- Set Theoritic Geometer: バナッハ/タルスキーの定理を使え。
- Topologist: 象はコンパクトなので、有限個の冷蔵庫で覆える。通常、これで十分である。
- Probabilist: ランダムな方法でそれを何度も試みるんだ。いつかは出来る。
- Statistician: サンプルとして象のしっぽを冷蔵庫に入れる。それでもういいのだ。
- Logician: それが可能なのは知っているぞ。私は出来ないけどね。
- Set Theorist: 強制しろ(Force it)。
で、ケンロニスト((c)id:bonotake)の答は:
- Category Theorist: それはどうせ米田の補題の特殊ケースでしょ?("Isn't this just a special case of Yoneda's lemma?")
幾何学者の答となっているのが、むしろ論理学者だと思うんだけどなー。
- Geometer: 「象は冷蔵庫に入る」という公理を持った公理的体系を作ればいい。