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参照用 記事

「バカなこと」は難しい

「バカなこと」を考えるのは割と簡単だが、それを実践するのは難しい。準備と技術と、ときに勇気(あるいは無謀さ)が必要だ。

以下のハナシは随分と昔のことだし、ほとんど失敗談だが、現代において「バカなこと」を志す者に、なにがしかの参考になればと思う。

●その1

大井川の河原でキャンプをしたときのこと。当時、田村信というマンガ家が少しウレていて*1、彼のマンガにお尻から花が飛び出る絵がよくあった。持参の花火でこれをやってみることにした。

僕は、細い竹の棒の先に火薬がついているタイプで。でも、細い棒を尻の穴に入れるのは、痛そうでいいかげん怖い! 結局できず。写真を撮る都合(?)で棒を股ではさんだが、今度は尻を火傷しそうで怖い!(実際は意外と大丈夫)。友人は、直径3cmくらいの打ち上げ花火を試みたが、これは慣れて(何に?!)ないとまず不可能。

写真は撮れたが、はなはだ情けない。いやっ、キャンプから帰ってくると、もはや非日常の気分は抜けているので、情けないもなにも、そんな写真見たくもない。さらに時間がたてば、見たら「ギャー」と絶叫しそう。

[追記 dateTime="11月4日午後イチ"]:田村信さんに関して、http://kodansha.cplaza.ne.jp/hot/gag/kiji010919.html に紹介(評論)記事があります。『包茎寺の興亡』が、http://kodansha.cplaza.ne.jp/hot/gag/tamura_samp.html で読めます。「お尻から花」は出てこないけど、お尻が強調されていることをうかがうことは十分できますよ。[/追記]

●その2

毎日朝一番の日比谷線に乗っていた頃。日比谷線の1両目から最後の車両まで行って戻ってくるのに何秒かかるか計った。僕が走った。

事前に「1分を切れるか」で賭をしていたが、1分なら楽勝。30秒は困難だろう。線路がウネウネのところだと、すっころぶ危険がある。

朝イチなら、客はあまりいないから、他人に迷惑をかけることもなく、適度な運動、賭ければそれなりにエキサイトできるし、おすすめである(やんなくてもいいけど)。

ちなみにそのとき、1両目に乗っていた少数のお客さんは、僕が戻ってきて秒数が発表されたとき拍手してくれた。

●その3

まだ電話ボックスがそこいらにあった頃。上野駅から不忍池沿いの道路、左側に鰻屋がある。少し先にバス停、その先に電話ボックスがあった。が、電話機が取り外されていた。

ボックスのなかに入ってドアをしめて待っていたら誰か並ぶかもしれない。しぶとく入っていると列になるかもしれない。適度の列ができたら、なにげに僕はドアから出て行く。ボックスのなかには電話がない。

と、そういう予定だったが、ボックスに入っていてもなかなか人がこない。やっときた。オッサン。ここで「しぶとく入っている」にはものすごい精神力がいるぞ。おそらく10秒ももたなかった。普通のオッサンでも、モンモンの怖いヒトのように感じられてしまう。僕は、「アノ、電話機ないみたいですよ」と言って出た。

●その4

高田馬場の駅前にトモン・ビルというのがある。その2階に喫茶店があった。大きなガラス窓で外からもなかの様子がよく見える。たまに、ウェイトレス一人の状態があり、コーヒーカップを片付けに来る前にレジを済ませて出ることができる。

アロンアルファ(か? 瞬間接着剤ね)でコーヒーカップをテーブルにくっつけて出ようとした。が、周りの目と良心の呵責から、コーヒーカップと皿をくっつけたにとどまった。

ドキドキでレジを済ませて、外に逃げ、隠れてガラス窓を見ていた。ウェイトレスは皿ごとコーヒーカップをトレイに載せていった。キッチンでは騒ぎになったかもしれないが、確認できず。ガクーッ。

*1:「できんボーイ」の頃